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ロシア海軍の為のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは進水した



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月23日12時57分配信
【レニングラードでロシア海軍の為の小型ロケット艦「ブーリャ」が進水した】
サンクトペテルブルク、10月23日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦「ブーリャ」は、火曜日にレニングラード造船工場『ペラ』で進水した。
『ロシア通信社ノーボスチ』特派員は報告した。

「次のカラクルトの艦の船体へ、その親類の要素が触れる特別な瞬間は、少し待つだけです。
これは、我々にとって記念すべき日であります。
ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将に代わり、このシリーズの艦を作成した事に感謝の意を表したいと思います。
そして更に、受け入れられた建造ペースは、2019年に艦が工場航行試験を行ない、2020年に我々へ引き渡す事を可能にするであろうと確信をもって申し上げます」

進水式典中にロシア連邦海軍造船管理副部長ミハイル・クラスノぺーエフは話した。

式典で造船工場『ペラ』副総取締役セルゲイ・クフチクが述べたように、この艦は2016年12月に起工された。
艦の建造はスケジュールに沿って行われており、それは、適切な時期にロシア連邦海軍へ引き渡すと彼は付け加えた。

プロジェクト22800は、海洋中央設計局『アルマーズ』により開発された。
小型ロケット艦は約800トンの排水量を有しており、速力は30ノットである。
艦の全長は約67メートル、幅-約11メートル、航続距離-2500海里。

プロジェクト22800艦は、高精度ミサイル兵器複合体及び現代的な砲複合体を装備する。
艦の兵装には、ミサイル複合体「カリブル」高射ミサイル複合体「パーンツィリ-ME」が在る。
艦は高機動性、増大した航海性能をを有しており、更には
水上構造物と船体の建造方式には、反射の低減を可能にする技術が用いられている。
この他に、艦は基地から約3000海里離れた海上ゾーンで任務を遂行できる。



[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]

プロジェクト22800「カラクルト」は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦です。

プロジェクト12341小型ロケット艦(「ミラーシュ」)
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プロジェクト12411ロケット艇(R-239)
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元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、「アルマーズ」設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(拡大発展型)
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、現在までに7隻が起工されています。

最初の2隻:「ウラガーン」「タイフーン」は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]
「ウラガーン」は2017年7月29日、「タイフーン」は2017年11月24日に進水しました。
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「ウラガーン」は、現在、白海で航行試験が行なわれています。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンは白海沿岸のベロモルスクへ到着した]

2016年5月10日、クリミア半島フェオドシヤ造船工場『モーリェ』(海洋)「シトルム」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シトルムはクリミアで起工された]

2016年7月29日、『ペラ』造船所「シクヴァル」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]
「シクヴァル」は2018年5月5日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の3番艦シクヴァルは進水した]
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2016年12月24日、『ペラ』造船所「ブーリャ」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]

「ブーリャ」は2018年10月23日に進水しました。
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2017年3月17日、フェオドシヤ造船工場「オホーツク」が起工されました。
[クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦オホーツクが起工された]

2017年12月19日、フェオドシヤ造船工場「ヴィフリ」が起工されました。
[クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦ヴィフリ(旋風)が起工された]


プロジェクト22800の主要兵装は打撃有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

この他、AK-176MA 76mm砲高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を装備します。
(ただし、「ウラガーン」「タイフーン」AK-630M 30mmガトリング砲を装備)
[ロシア海軍の為の新たな76mm砲AK-176MAの試験は完了した]
[ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇シューヤは新型の高射複合体パーンツィリ-Mの試験艇となる]


プロジェクト22800は、『ペラ』造船所並びにフェオドシヤ造船工場の他に、タタールスタンゼレノドリスク造船所でも建造されます。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]

プロジェクト22800は計18隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍の新世代小型ロケット艦プロジェクト22800は2022年までに18隻建造される]

この内の6隻は太平洋艦隊向けとして極東の造船所での建造が計画されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のカラクルト級小型ロケット艦6隻の建造契約は2019年に締結される]
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