ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはバルチースクへ帰投した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月28日15時35分配信
【フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は遠距離航海後にバルチースクへ戻ってきた】
モスクワ、10月28日-ロシア通信社ノーボスチ
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は大洋遠距離航海任務の遂行後にバルチースク市の軍港へ入った。
日曜日、西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐は報道機関へ伝えた。
「艦の歓迎へ捧げられる会合には、バルト艦隊司令部、バルチースク市庁、地域の社会組織及び退役将兵、軍事船員の家族と親類が出席しました。
航海指揮官ローマン・アシュロフ1等海佐は、遠距離航海から戻った艦が、機器の整備と必要な物資の補充後、意図された任務を遂行する用意が整うとバルト艦隊参謀長イーゴリ・ムハメトシン中将へ報告しました」
マルトフは話した。
彼が指摘したように、バルト艦隊参謀長は、艦隊の軍事評議会に代わり、指示された遠距離大洋任務を成功裏に果たした「ヤロスラフ・ムードルイ」乗組員を祝福し、軍事演習での新たな成功を祈った。
艦の乗組員は、伝統的なパンと塩、子豚の丸焼きで歓迎された。
遠距離航海で功績のあった将兵には、当局から勲功章が授与された。
マルトフは、「ヤロスラフ・ムードルイ」が2018年4月15日にバルト艦隊主要基地バルチースク市から出航したと述べた。
遠距離航海は、ロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って実施された。
航海の主な目的は、聖アンドレイ旗のデモンストレーション、ロシア海軍艦船グループの戦闘訓練計画に沿った任務の遂行、更には、アデン湾及びアフリカの角海域における民間船舶航行の安全保障にあった。
マルトフが説明したように、航海中に艦の乗組員は、アデン湾での対海賊当直任務を成功裏に果たし、一連のアフリカの港への業務寄港を行ない、更には、海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将の統制下で地中海で実施されたロシア海軍の大規模演習へ参加した。
「合計でヤロスラフ・ムードルイは6ヶ月以上の航海に在り、3万海里以上を航行しました。
航海中にバルト艦隊の警備艦の乗組員は、対空及び対潜防衛、航海の安全保障、組織的な通信及び制御の演習及び訓練を実施しました。
艦に乗っていた海軍歩兵は海上技量を向上させました。
航海期間に彼らは、様々な射撃兵器からの実地射撃を行なう数十回の火力訓練を行ないました」
マルトフは付け加えた。
バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2018年4月15日に給油船「レナ」(1966年12月28日就役)と共にバルチースク基地を抜錨し、通算6回目となる地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]
その後、バルト海を出て北海へ入り、4月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]
4月23日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部から戻ってくる大型揚陸艦「ミンスク」と北大西洋で会合し、合同演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大型揚陸艦ミンスクは北大西洋で演習を行なった]
4月26日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
5月5日にキプロスのリマソール(レメソス)港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを訪れた]

5月7日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]
その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部に滞在しているアメリカ海軍の原子力空母「ハリー・S・トルーマン」を中核とする空母機動部隊を追跡しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアメリカ海軍空母部隊を追尾している]
6月下旬に再びキプロスのリマソール港へ寄港し、6月25日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港を去った]
7月中旬に三度キプロスのリマソール港へ寄港し、7月18日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロス訪問を終えた]
翌7月19日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部で対潜ヘリコプターKa-27PLの飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海東部でヘリコプターの飛行訓練を行なった]
その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」はスエズ運河を通過し、7月24日には紅海へ入りました。

[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して紅海へ入った]
7月29日、3度目となるアデン湾での海賊対処任務へ就き、同海域を東へ通過する民間船の船団形成を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務に就く]
その後、ジブチへ寄港し、8月7日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブチ訪問を終えた]

8月11日にはアデン湾で各種演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で演習を行なった]
8月15日、スーダン共和国のポート・スーダンへ寄港しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはポート・スーダンを訪れた]
8月18日にポート・スーダンを出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはポート・スーダンを去った]
8月21日にスエズ運河を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して地中海へ入った]
2018年9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍とロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]
「ヤロスラフ・ムードルイ」は演習終了後も地中海に留まっていました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海に留まる]
その後、ジブラルタル海峡を通過して地中海を去り、10月24日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過して北海へ入りました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年10月24日18時48分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は北海へ入った】
「ヤロスラフ・ムードルイ」は北海からバルト海へ入り、10月28日に母港バルチースクへ帰投しました。

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