バレンツ海で対艦ミサイル発射訓練が行なわれた

『アルムス-タス』より
【バレンツ海で海洋及び地上配置有翼ミサイルの発射に成功した】
ムルマンスク、9月27日(アルムス-タス)
西方軍管区の指揮幕僚演習の枠組み内において、本日(9月27日)、北方艦隊は6発の海洋及び地上配置有翼ミサイルをバレンツ海エリアへ向けて発射した。
イタル-タス通信は、同艦隊の公式代理人ワジム・セルガ1等海佐から伝えられた・
目標は、100~400kmの距離に位置していた。
異なるタイプの艦及び沿岸ミサイル複合体の準備態勢を点検する為のミサイル発射は、異なる距離で海上の目標へ向けて行なわれた。
「2発の有翼ミサイル"グラニート"の発射は、原子力水中巡洋艦プロジェクト949Aアンテイ乗員によって水中位置から行なわれました。
更に2発の有翼ミサイル"マラヒート"の発射は、小型ロケット艦アイスベルク及びラススヴェート乗員により行なわれました」
セルガ氏は話した。
更に、同艦隊の沿岸ロケット砲兵部隊の沿岸作戦-戦術ミサイル複合体「リドゥート」及び沿岸対艦ミサイル複合体「ルべジ」が1発ずつ発射された。
「ミサイル発射は全て成功しました」
セルガ氏は述べた。
ミサイル発射は、軍管区司令官アルカージー・バヒン大将の指揮下の指揮幕僚演習の枠組み内で実施された。
演習は、9月21日にロシア北西部で開始された。
「演習の海洋フェーズには、約20隻の水上艦が参加しており、これらの艦は、異種戦力グループを構成し、北極圏エリアのバレンツ海、カラ海、ラプテフ海で行動しています」
セルガ氏は話した。
演習には、更に、原子力潜水艦及び海軍航空隊が参加している。
(2012年9月27日12時51分配信)
9月21日から北方艦隊を含むロシア西方軍管区の大規模演習が北極圏において実施されています。
[北極圏で大規模演習が開始された]
9月25日には、対艦ミサイル迎撃訓練が行なわれています。
[艦上戦闘機Su-33は巡航ミサイル迎撃訓練を行なった]
そして今回は、4種類の対艦ミサイルの発射訓練が行なわれました。
「グラニート」は、プロジェクト949Aミサイル原潜(オスカーII級)に搭載されている長距離対艦ミサイルであり、最大射程は700kmです。


今回の記事によると、400kmの距離で発射されたようです。
「マラヒート」は、プロジェクト1234小型ロケット艦(ナヌチュカ級)に搭載されている中距離対艦ミサイルであり、最大射程150kmです。

「マラヒート」は、2008年8月の南オセチア紛争において実戦使用され、グルジア海軍艇を撃沈しています。
[アブハジア沖海戦(仮)続報・その3]
地対艦ミサイル「リドゥート」は、艦対艦ミサイル「プログレス」(SS-N-3シャドック)の地上発射ヴァージョンであり、最大射程270kmです。

地対艦ミサイル「ルべジ」は、「テルミート」(SS-N-2スティックス)の地上発射ヴァージョンであり、最大射程80kmです。

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