重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを修理中の浮きドックPD-50で事故が発生した
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ムルマンスクの浮きドック事故】
重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を修理中の浮きドックPD-50の事故に関する記事のリスト。
2018年10月30日未明、ロスリャコヴォの浮きドックPD-50へ入渠していた「アドミラル・クズネツォフ」の出渠作業中に突然停電が起こり、ドックが沈没しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月30日3時36分配信
【ムルマンスクで「アドミラル・クズネツォフ」を修理しているドックが沈んだ】
この事故により、作業員4名が負傷しました。
(水中へ投げ出された事による低体温症)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月30日4時9分配信
【ムルマンスクの艦船修理工場の事故で4名が負傷した】
4名の負傷者の内の2名は重症だったらしく、集中治療室へ送られました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月30日9時27分配信
【ムルマンスクの浮きドック事故で2名の負傷者が蘇生治療を受けている】
この他、作業員1名が行方不明となりました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月30日9時34分配信
【ムルマンスクの浮きドック事故で1名が行方不明になった】
事故により浮きドックPD-50のクレーン1基が「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板へ落下し、甲板を損傷しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月30日10時12分配信
【クレーンの落下により航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の甲板部分が損傷した】
『統合造船業営団』のアレクセイ・ラフマノフ総裁によると、クレーンの落下により「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板には4~5メートルの穴が開きましたが、これは「簡単かつ迅速に」修理できるとの事です。
具体的には、1週間半程度(つまり10日間くらい)になります。
この為の修理費用は「少し」との事です。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月30日12時50分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」へ落下したクレーンは「4~5メートル」の穴を開けた】
なお、「アドミラル・クズネツォフ」は事故後にムルマンスクの第35艦船修理工場へ回航され、第24埠頭(「アドミラル・クズネツォフ」がいつも停泊している場所)へ係留されました。
匿名希望の情報提供者(おそらくは第35艦船修理工場の関係者)も、今回の事故で「アドミラル・クズネツォフ」は船体構造に重大な損傷を受けていないと言っています。
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年10月30日13時5分配信
【アドミラル・クズネツォフは深刻な損傷を免れており、如何なる訴訟宣告も軍からは未だ無い-情報筋】
事故から8時間以上が経過し、集中治療室に入っている負傷者は1名になりました。
つまり、もう1名は集中治療室を出たという事です。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月30日12時44分配信
【ムルマンスクの浮きドック事故の後、1名が蘇生治療を受けている】
艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』によると、「アドミラル・クズネツォフ」は船体の検査が行なわれ、その後、修理作業は続けられます。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月30日9時57分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の修理はスケジュール通りに続けられる】
『統合造船業営団』公式代理人イリヤ・ジトミルスキー氏は、今回の事故は、「アドミラル・クズネツォフ」のロシア海軍への引き渡し時期(2021年)には影響しないと表明しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月30日10時34分配信
【浮きドックでの事件は「アドミラル・クズネツォフ」の納入時期に影響しない】
『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏も、今回の事故は、「アドミラル・クズネツォフ」の修理(近代化改装)完了時期(2021年)には影響しないと言っています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月30日12時33分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の修理完了時期は以前のままである】
ただ、まず初めに浮きドックPD-50が復旧できるかどうかを明確にしなければならず、それが不可能ならば、別の選択肢へ取り掛かるとも言っています。
事故後の浮きドックPD-50
「アドミラル・クズネツォフ」は2018年4月末からムルマンスクの第35艦船修理工場で近代化改装作業を開始し、9月中旬にはムルマンスク近郊のロスリャコヴォの第82艦船修理工場の大型浮きドックPD-50へ入渠し、船体の水中部分の工事を行なっていました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]
- 関連記事
スポンサーサイト