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ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年11月15日17時7分配信
【巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」はバレンツ海で対潜演習任務へ取り組んだ】

北方艦隊の計画戦闘訓練活動の枠組みにおいて、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員はバレンツ海で対潜演習を実施した。

活動は、水上巡洋艦原子力潜水艦が対抗する双務形態で実施された。

演習計画下で、2隻の戦闘艦の乗組員の前には、バレンツ海の指定海域において、互いを探知し、兵器複合体を使用する課題が有った:水上艦にとっては対潜兵器水中艦にとっては魚雷

最初の段階の活動中、水上及び水中巡洋艦の乗組員は、水中及び水上目標を捜索、追尾し、更には兵器複合体の仮想使用の課題へ取り組んだ。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」及び原子力潜水艦の乗組員の行動の評価は、艦が恒久駐留地点へ戻ってきた後に示され、報告の材料として入念な分析が提示される。

演習の実地段階中、巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、水中目標への対潜ミサイル複合体「ヴォドパード」の射撃を実施した。

活動の枠組みで水上及び水中艦の乗組員は、様々なモード及び航行条件での戦術行動、水中音響兵装の動作点検へ成功裏に取り組んだ。



ロシア北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2018年11月初頭からバレンツ海で戦闘訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した]

11月8日~9日には、最新鋭フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)と共に潜水艦の救助演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は潜水艦の救助演習を行なった]


そして11月15日、バレンツ海「ピョートル・ヴェリキー」原子力潜水艦の対抗演習が実施されました。

演習へ参加した原子力潜水艦の艦名は公表されていませんが、今回の北方艦隊広報部発表で「水中巡洋艦」という表現が使われているので、北方艦隊所属の原子力水中巡洋艦プロジェクト949A或いはプロジェクト885「ヤーセン」でしょう。

プロジェクト885原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」(2014年6月17日就役)
プロジェクト949A原子力水中巡洋艦「ヴォロネジ」(1989年12月30日就役)、「スモレンスク」(1991年3月14日就役)、「オリョール」(1993年1月20日就役)

昨年(2017年)9月下旬には、「ピョートル・ヴェリキー」原子力水中巡洋艦「オリョール」(プロジェクト949A)の対抗演習が実施されているので、今回も949Aの何れかかもしれません。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと原子力水中巡洋艦オリョールはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]

北方艦隊原子力水中巡洋艦は、さる10月18日にもバレンツ海で演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦はバレンツ海で演習を実施した]
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