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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年11月16日17時11分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」と「アドミラル・エッセン」の乗組員は地中海で艦上航空機との合同活動へ取り組んだ】

地中海ロシア連邦海軍常設グループの一員として任務を遂行しているフリゲート「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」の乗組員は、戦闘訓練計画に沿って、艦に駐留するヘリコプターKa-27PS及びKa-27PLの乗員と合同で複合計画艦上訓練を実施した。

特に、黒海艦隊海上航空隊の飛行士は、フリゲート乗組員と協同で、海上移動中あるいは停止中の艦の甲板での発艦及び着艦の課題へ取り組んだ。

更には、潜水艦の捜索及び追尾、艦上の負傷者へ医療援助を与える訓練が実施された。

並行して、艦の全ての航空複合システムの整然とした動作を点検する目的で、ヘリコプター飛行支援班の訓練が実施された。

訓練にはヘリコプターKa-27PS及びKa-27PLが関わり、艦の甲板で30回の発艦及び着艦を行なった。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」(「490」2016年6月7日就役)は、2018年8月25日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]
なお、この演習には、当時バルト海から黒海へ回航途中だった「アドミラル・マカロフ」も参加しています。

演習終了後も地中海東部に留まっています。



プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(「499」2017年12月27日就役)は、11月5日にセヴァストーポリを出航し、11月6日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海へ入る]

そして11月16日、2隻のフリゲート艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。

今回の訓練に参加したヘリコプターKa-27PSは捜索救助型、Ka-27PLは対潜型です。

プロジェクト11356Rフリゲートヘリコプター1機を搭載するので、2隻の内のどちらか1隻に捜索救助型、もう1隻に対潜型が搭載されているという事になります。

8月下旬から地中海東部に滞在している「アドミラル・エッセン」は、同海域に居るアメリカ海軍などの潜水艦も行なっているようなので、同艦に捜索救助型を搭載していたのでは不便でしょう。


なお、現在は黒海に居る同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」も、11月7日にヘリコプターの発着訓練を行なっています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年11月7日15時12分配信
【黒海艦隊の艦上航空隊飛行士はフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」の甲板でヘリコプターの発艦及び着艦へ取り組んだ】


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」
潜水艦「コルピノ」
フリゲート「アドミラル・エッセン」
フリゲート「アドミラル・マカロフ」
大型揚陸艦「オルスク」
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」
中型海洋給油船「イマン」
試験船「セリゲル」

[バルト艦隊]
工作船PM-82
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