ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは黒海で洋上試験を開始した

『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年11月19日11時55分配信
【Su-30SM乗員は最新小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」の対空防衛システムをチェックした】
モスクワ、11月19日、インタファクス-AVN
黒海の射爆場で、最新小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」乗組員は、Su-30SMパイロットと合同で対空防衛システムの点検を行なった。
月曜日に黒海艦隊広報サービスは発表した。
「対空防衛システムの点検は、黒海艦隊への受け入れを前にした小型ロケット艦の試験の枠組みで実施されました」
発表では、こう指摘された。
試験中、飛行士には、様々な高度での仮想強襲爆撃を実行し、艦の対空防衛手段による航空機探知を困難にする機動を行なう任務が与えられたと広報サービスは通知した。
海上を移動する小型ロケット艦の乗組員は、同時に空中目標を探知及び分類しなければならなかった。
「試験実施の結果、艦の対空防衛複合体は設定された特性を満たしている事が示され、乗組員は、空中目標の探知、分類、ルートの追跡に成功しました」
声明では、こう述べられた。
試験中、更に小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」の乗組員及び建造工場の代表は、海上移動の条件下で、動力装置、航法機器及び他の艦のシステムと機構の信頼性と耐久性をチェックした。
更に、様々な航行モードでの艦の航行性能、操縦性、安定性、推進力及び慣性がチェックされた。
小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」は多目的艦であり、現代的な風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射、電波工学兵装を装備する。
艦は、近代化された「ブヤン-M」シリーズの7隻目であり、黒海艦隊の為に建造された。
同プロジェクト艦は、増加した排水量を有し、海上および沿岸目標の撃破の為に意図されている最新の長距離高精度ミサイル兵器~汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」で武装する。
プロジェクト「ブヤン-M」艦の用途は、国家経済ゾーンの保護と防護である。
[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の7番艦「オレホヴォ・ズエヴォ」は、ゼレノドリスクの『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2014年5月29日に起工されました。
[ロシア黒海艦隊の為の小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォが起工された]
2018年7月18日に進水しました。




2018年9月に内陸水路経由で黒海沿岸のノヴォロシースクへ回航されました。

その後、ノヴォロシースク海軍基地で航行試験の準備が進められました。
左から
プロジェクト22160哨戒艦2番艦「ドミトリー・ロガチョフ」
プロジェクト22160哨戒艦1番艦「ワシーリー・ブイコフ」
プロジェクト21631小型ロケット艦7番艦「オレホヴォ・ズエヴォ」

そして11月19日までに黒海で洋上試験を開始しました。
最初の試験では、主に艦の対空用レーダーの動作確認が行なわれ、黒海艦隊航空隊の多用途複座戦闘機Su-30SMが協力しました。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊で多用途複座戦闘機Su-30SMの1個飛行隊が完全に形成された]
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