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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年11月20日12時51分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」と「アドミラル・エッセン」は地中海の演習へ参加した】

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・マカロフ」及び「アドミラル・エッセン」乗組員の対空防衛班の戦闘監視所は、地中海で国籍不明の空中目標の探知及び仮想敵の空中攻撃を撃退する合同演習を実施した。

与えられた任務への取り組み中、艦の戦闘監視所は目標の探知及び分類を、そして対空防衛班は接近する空中目標である仮想敵の航空機を艦の対空防衛手段で撃破した。

「アドミラル・マカロフ」及び「アドミラル・エッセン」乗組員が地中海で任務を遂行するのは、今年2度目となる。

以前、遠海ゾーンで黒海艦隊の艦は、海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将統制下の艦隊間演習へ参加し、その中で意図された任務へ取り組んだ。

[参照]
フリゲート「アドミラル・エッセン」
及び「アドミラル・マカロフ」は、海洋ゾーンフリゲート・プロジェクト11356の2番艦及び3番艦であり、ロシアの提督に敬意を表して命名された。

艦の排水量は約4000トン、速力30ノット、自立航行期間30日。
有翼ミサイル「カリブル-NK」、自衛ミサイル複合体「シチーリ-1」、口径100mmのA-190砲、高射砲、反応爆弾装置、魚雷で武装し、更には艦上ヘリコプターKa-27(或いはKa-31)を搭載できる。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」(「490」2016年6月7日就役)は、2018年8月25日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]
なお、この演習には、当時バルト海から黒海へ回航途中だった「アドミラル・マカロフ」も参加しています。

演習終了後も地中海東部に留まっています。



プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(「499」2017年12月27日就役)は、11月5日にセヴァストーポリを出航し、11月6日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海へ入る]

11月16日、2隻のフリゲート艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]

そして11月20日には対空防衛演習を行ないました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」
潜水艦「コルピノ」
フリゲート「アドミラル・エッセン」
フリゲート「アドミラル・マカロフ」
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」
中型海洋給油船「イマン」
試験船「セリゲル」

[バルト艦隊]
工作船PM-82
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