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プロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは2019年末までにロシア海軍へ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年11月20日16時41分配信
【コルベット「グレミャーシチー」と(支援)船「フセヴォロド・ボブロフ」は2019年に(ロシア)海軍へ引き渡される】
サンクトペテルブルク、11月20日-ロシア通信社ノーボスチ

造船工場『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)は、2019年末までにプロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」プロジェクト23120後方支援船「フセヴォロド・ボブロフ」ロシア海軍への引き渡しを計画している。
同工場は発表した。

「2019年末までに『北方造船所』は、3隻の受注品~フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"、コルベット"グレミャーシチー"、後方支援船フセヴォロド・ボブロフを海軍へ御引き渡しするつもりです」
声明では、こう述べられた。

造船所は、2018年に同工場がロシア海軍フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」通信船「イワン・フルス」後方支援船「エリブルス」を引き渡した事を想い起こした。

プロジェクト20385は、海洋工学中央設計局『アルマーズ』により開発された。
同プロジェクトの多目的コルベットは、敵の潜水艦及び水上艦の探知と破壊、揚陸部隊の上陸支援、沿岸ゾーンの防護、他の艦の護衛の為に意図されている。
艦には、砲、ミサイル、対潜、水中音響、電波位置特定複合体が配置されている。
独自の建造方式と特殊被覆を組み合わせた複合材料の使用、更には、ミサイル兵装及びアンテナの台座を船体内部へ収納する事により、コルベットのレーダー反射面積、音響及び光学視認性は著しく低減した。

プロジェクト20385コルベットの排水量は2000トン以上、全長104メートル、幅13メートル、27ノットの速力を発揮する。
航続距離は約4000海里、乗組員99名。
同プロジェクトの兵装は、汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、100mm砲A-190-01、2基の30mm高射自動砲AK-630M、対潜複合体「パケート」である。
コルベットには対潜ヘリコプターKa-27PL(Ka-27PS)が駐留できる。

プロジェクト23120後方支援船は、貨物の移送、曳航、水路調査、艦船の救助、災害の除去の為に意図されている。
クレーン設備と動的位置特定システムのお陰により、「補給船」は、無設備の埠頭の岸壁及び外海で積載操作を行なえる。
船は、深海への潜水夫の潜水を支援する為の気密室を備えた潜水夫複合体を有する。
オートメーションクラスA1は、当直勤務の不必要を提供する。

船の全長-約95メートル、幅-約22メートル、吃水-約9メートル、排水量-約1万トン、航続距離-約5000海里、自立航行期間-約60日、乗組員-27名。
救助活動実施時、船は船内へ43名(乗組員を含む)を受け入れる事ができる。



[プロジェクト20385コルベット(グレミャーシチー型)]
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プロジェクト20385コルベットの1番艦「グレミャーシチー」は、2012年2月1日にサンクトペテルブルク市『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
[サンクトペテルブルクでフリゲート「アドミラル・ゴロフコ」及びコルベット「グレミャーシチー」が起工された]

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プロジェクト20385プロジェクト20380の改良型であり、兵装が強化されています。
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]

20380対艦ミサイル「ウラン」に代わり、20385は対地攻撃も可能な打撃ミサイル複合体「カリブル」を装備します。
[ロシア海軍は2018年1月~3月に46基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した]

当初、プロジェクト20385には、ドイツMTU社製のディーゼルエンジンが装備される予定でしたが、ヨーロッパ諸国対ロシア制裁により、その供給は途絶えました。
[ロシアは水上艦用のエンジン供給を拒否したドイツとウクライナの企業を訴える]

この為、設計を変更してロシア『コロムナ工場』ディーゼルエンジン「ディーゼルユニットDDA12000」~が搭載される事になりました。
これは以前のプロジェクト20380と同じエンジンです。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

2016年4月末、『コロムナ工場』ディーゼルエンジンの設置作業が始まりました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの取り付けが始まった]


2016年5月19日までにディーゼルエンジンの設置作業は完了しました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの設置は完了した]


2017年6月30日、「グレミャーシチー」の進水式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは進水した]



2018年1月から造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"乗組員は艦内への居住を準備する]

以前には「グレミャーシチー」ロシア海軍への引き渡しは2018年末に予定されていました。
[プロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは2018年にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、2018年11月下旬になっても未だ航行試験は実施されておらず、ロシア海軍への引き渡しは2019年末までに延期されました。

ロシア海軍への就役後、「グレミャーシチー」太平洋艦隊へ配備されます。


プロジェクト20385の2番艦「プロヴォールヌイ」は2013年7月25日に起工されました。
[プロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」は起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2020年以降に予定されており、こちらも太平洋艦隊へ配備されます。

太平洋艦隊は、最終的に合計8隻のプロジェクト20380/20385コルベットの受領を計画しており、この内の半分(4隻)はプロジェクト20385になるようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊は8隻のプロジェクト20380/20385コルベットを受領する]


この他、今回の記事では、同じく『北方造船所』で建造中のプロジェクト23120後方支援船の2番船「フセヴォロド・ボブロフ」についても言及されています。

「フセヴォロド・ボブロフ」は2013年12月19日に起工され、2016年11月14日に進水し、現在は『北方造船所』の岸壁で艤装中です。
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同船も2019年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。

プロジェクト23120の1番船「エリブルス」は2018年4月9日に就役しています。
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
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