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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・チャバネンコの近代化改装は2023年までに完了する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年11月22日15時38分配信
【大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」の修理は2023年に完了できるだろう~情報筋】
モスクワ、11月22日、インタファクス-AVN

北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」が修理から出る時期は、資金供給が不充分であるが故に、再び改訂された。
木曜日、『インタファクス-AVN』は造船業界の情報提供者より伝えられた。

「資金の不充分さは、艦の海軍への引き渡しの遅延を招いております。
今、それは2022~2023年となっております」

彼は語った。

大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」は、ロシア海軍において、唯一プロジェクト1155.1艦を代表するものであり、数回の遠距離航海の後、『第35艦船修理工場』艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』(『統合造船業営団』へ加入)支所で2014年から修理および近代化が始まった。
当初、技術的準備状態の回復は2016年に予定されていたが、その後、2017年となった。

「アドミラル・チャバネンコ」は、沿バルト造船工場『ヤンターリ』(カリーニングラード)で1990年に起工され、1992年に進水した。
同艦の排水量は7400トン、全長-163メートル以上、幅-19メートル。
航行速度は30ノット。
大型対潜艦の航続距離は3000海里、自立航行期間-30日。

同プロジェクト艦は、水中及び水上艦への効果的な対処を提供できる。
大型対潜艦の兵装は、有翼ミサイル、口径130mmの汎用砲、2基の4連装魚雷発射管、高射ミサイル、2機の艦載ヘリコプターである。



[ウダロイII型駆逐艦「アドミラル・チャバネンコ」]
[アドミラル・チャバネンコ艦内]

プロジェクト11551大型対潜艦の1番艦「アドミラル・チャバネンコ」は、1989年2月28日に起工され、1992年12月14日に進水し、1999年1月28日にロシア海軍へ就役しました。
[大型対潜艦アドミラル・チャバネンコは就役15周年を迎えた]

2014年4月にムルマンスク『第35艦船修理工場』へ回航され、オーバーホールが行なわれています。
[ロシア海軍の大型対潜艦アドミラル・チャバネンコは2015年からオーバーホールを始める]
[ロシア海軍の大型対潜艦アドミラル・チャバネンコはオーバーホールの第1段階を終えた]

当初、オーバーホールは2016年末までに完了する予定でしたが、2018年11月下旬になっても未だ完了していません。
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一方、「アドミラル・チャバネンコ」ガスタービンエンジンの修復の完了は、2019年6月に予定されています。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年11月7日19時13分配信
【「アドミラル・チャバネンコ」の為のエンジンは艦の近代化の開始の半年前までに修復される】
また、『北方計画設計局』は、2019年12月までに「アドミラル・チャバネンコ」の近代化改装設計プランを作成し、その後に本格的な近代化改装工事が始まるようです。

「アドミラル・チャバネンコ」の近代化改装工事の完了予定は、2022年~2023年とされています。


現在、『第35艦船修理工場』は、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を行なっており、こちらの方が優先されているようです。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]
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