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中国はロシアへの耐火レンガ輸出を否定した

今年12月に就役する筈だったインド空母「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期されます。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]
[空母ヴィクラマーディティヤは23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっている]
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9月21日、ロシア造船業の総元締めである「統合造船業営団」総裁アンドレイ・ジャチコフ氏は、空母「ヴィクラマーディティヤ」に使用され、試験中に破損したボイラーの耐火レンガは中国製であると発言しました。
[空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた]
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そして中華人民共和国国防部は、耐火レンガのロシアへの輸出を否定しました。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【中国のメーカーはロシア連邦への耐火レンガ納入を否定した】
北京、9月28日-ロシア通信社ノーボスチアレクセイ・エフィーモフ

中国は、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」ボイラー炉内の為の耐火材であり、同艦の試験中に破損したレンガのロシアへの納入を否定した。
『北京日報』紙は、中華人民共和国国防部の公式代理人ヤン・ユジン(楊宇軍)氏の発言を報じた。

以前、ロシアのメディアは、「統合造船業営団」総裁アンドレイ・ジャチコフ氏の発言を引用し、ロシアの専門技術者は、インドの為に近代化された航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」に中国製のレンガを使用したと報じた。

ジャチコフ氏は、海洋試験中にボイラーを交互運転してボイラー炉内の耐火レンガを修理したにも関わらず、最大出力を発揮した際、再び崩れてしまったと説明した。

ジャチコフ氏によると、この材料のロシアでの生産基盤が失われているが為に「中国で生産された耐火レンガ」を使用した。

「私共は、調査を行ない、そして解明しました。
海軍艦船の為の耐火レンガの生産に従事している中国の企業は、ロシアに対し、このような製品を輸出した事は有りません」

ヤン・ユジン氏は話した。

航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(元重航巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)は、ロシアの造船企業「セヴマシュ」において大規模な改造が行なわれた。
艦は、飛行甲板並びにMiG-29K離艦の為のトランポリン台、最新の機器が装備されており、航空母艦の船体には、長さ約2キロメートルの新たなケーブル線路が敷設された。
艦は、新たな航海及び電波位置特定システム、通信複合体及び航空管制複合体を受け取った。

全ての試験が完了した後の艦のロシアからインドへの引き渡しは、元々は2012年12月4日に予定されていた。、

幾つかのメディアは、蒸気ボイラーの問題に関し、8基の内3基が航海試験中に最大出力を発揮できなかった事により、納入時期は少なくとも1年は延期され、修理には10億ルーブルの費用が掛かると報じた。

間もなく、これらのデータは確認された。
ジャチコフ氏は、2013年5月に修理が完了する予定であると発表し、未確認情報によると、艦の引き渡しは9ヶ月延期される。
修理費用に関する公式データは出されていない。

「ヴィクラマーディティヤ」は、金曜日(9月28日)に試験結果に関する文書へ署名されなければならない。
(2012年9月28日07時18分配信)


[空母ヴィクラマーディティヤ]

中華人民共和国国防部報道官ヤン・ユジン(楊宇軍)
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株式会社「統合造船業営団」総裁アンドレイ・アルカジェヴィチ・ジャチコフ
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単純に考えれば、どちらかが嘘を付いているという事になりますが、この他の可能性として、中国がロシア以外の第三国へ輸出した耐火レンガをロシアが購入したという事も有り得ます。

これならば、「耐火レンガを『ロシア』へ輸出していない」という事と「ヴィクラマーディティヤの耐火レンガは『中国』製」という事は両立できます。
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