ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは洋上試験を完了した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年12月6日13時0分配信
【黒海艦隊の最新小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」は国家試験の後にノヴォロシースクからセヴァストーポリへ行く】
黒海艦隊の最新小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」は、国家受領試験計画の下での全ての活動を実行し、ノヴォロシースク駐留所から恒久駐屯所-セヴァストーポリへの移動を開始した。
艦への海軍旗掲揚及び海軍への受領式典は12月中に計画されている。
式典は、艦の駐留所であるセヴァストーポリ英雄市で開催される。
[参照]
小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」は多目的艦であり、現代的な風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射、電波工学兵装を装備する。
小型ロケット艦は、近代化された「ブヤン-M」シリーズの7隻目であり、黒海艦隊の為に建造された。
同プロジェクト艦は、増加した排水量を有し、海上および沿岸目標の撃破の為に意図されている最新の長距離高精度ミサイル兵器~汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」で武装する。
プロジェクト「ブヤン-M」艦の用途は、国家経済ゾーンの保護と防護である。
[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の7番艦「オレホヴォ・ズエヴォ」は、ゼレノドリスクの『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2014年5月29日に起工されました。
[ロシア黒海艦隊の為の小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォが起工された]
2018年7月18日に進水しました。




2018年9月に内陸水路経由で黒海沿岸のノヴォロシースクへ回航されました。

その後、ノヴォロシースク海軍基地で航行試験の準備が進められました。
左から
プロジェクト22160哨戒艦2番艦「ドミトリー・ロガチョフ」
プロジェクト22160哨戒艦1番艦「ワシーリー・ブイコフ」
プロジェクト21631小型ロケット艦7番艦「オレホヴォ・ズエヴォ」

11月19日までに黒海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは黒海で洋上試験を開始した]
洋上試験は12月初頭に完了し、12月6日にノヴォロシースクからセヴァストーポリへの移動を開始しました。
セヴァストーポリ到着後、「オレホヴォ・ズエヴォ」はロシア海軍への引き渡しの準備を行ない、12月中の就役が予定されています。
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