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ロシア海軍の病院船は近代化改装を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年12月5日18時31分配信
【(ロシア)海軍の病院船は近代化を実施する】
サンクトペテルブルク、12月5日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍へ就役中の病院船は近代化を実施し、2030年まで運用される。
第8回国際フォーラム『北極の現在と将来』の枠組みにおける「北極圏の医療及び北方の生態学の科学技術開発優先プロジェクト」の作業セッションへ出席した海軍総司令部医療サービス部長イーゴリ・モシャギン1等海佐は述べた。

「海軍医療の開発の重要な方向性は、海上病院船の技術的準備状態の回復及び近代化であります。
現在、海軍には3隻の病院船が在籍しております:太平洋艦隊にイルティシュ、北方艦隊にシヴィーリ、黒海艦隊にエニセイ。
2022年までに3隻の船全ては大規模修理及び近代化を実施しなければならず、少なくとも2030年まで使用します」

彼は話した。

彼によると、新たな病院船の建造、更には、海軍医療サービスの為の新たな後方支援船の使用の問題への取り組みが行なわれている。

「病院船は、直接の用途~遠海ゾーンのグループの医療保障の為のみならず、島及び沿岸の居住困難な地点における災害時の人道的援助、北極地域の海上活動施設の労働者、更には長期航海の際の海上航空隊の飛行要員の心理学医療リハビリテーションにも使用できます」
モシャギン
は指摘した。




プロジェクト320「オビ」型病院船は、1980年から1990年に掛けて4隻がポーランドシュチェチン造船所で建造され、現在も3隻が現役に留まっています。

[プロジェクト320(前期型)]
「オビ」
:1978年8月17日起工/1979年4月12日進水/1980年3月28日竣工
太平洋艦隊へ配備、1997年8月16日に除籍、2007年までに解体
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「エニセイ」:1979年9月10日起工/1980年4月4日進水/1981年1月30日竣工
黒海艦隊へ配備
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[プロジェクト320(後期型)]
「シヴィーリ」
:1987年7月20日起工/1988年2月12日進水/1989年6月5日竣工
北方艦隊へ配備
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「イルティシュ」:1988年11月25日起工/1989年7月6日進水/1990年7月31日竣工
太平洋艦隊へ配備
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「イルティシュ」は2013年秋からナホトカ艦船修理工場で近代化改装が行なわれ、2016年初頭に復帰しました。
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復帰後は、2016年春のクリル諸島マトゥア島(松輪島)の調査、2016年夏のASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス』へ参加し、2017年初頭には地中海東部へ派遣されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュは地中海東部からウラジオストクへ帰投した]

2018年9月にロシア極東部で実施された大規模演習『ヴォストーク-2018』にも参加しています。
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の大型水上艦はオホーツク海で揚陸艦部隊を護衛した]


一方、他の2隻は、2010年代から洋上には出ておらず、港内に係留されたままとなっております。

そこで、今後、この2隻も近代化改装して現役に復帰させる事になりました。
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