プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦1番艦ウラガーン改めムィティシはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された
本日(2018年12月17日)、プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の1番艦「ムィティシ」(旧「ウラガーン」)はロシア連邦海軍へ就役しました。
『タス通信』より
2018年12月17日16時18分配信
【ロシア海軍は「カリブル」で武装する小型ロケット艦のトップ「ムィティシ」を受領した】
カリーニングラード、12月17日/タス通信
複合体「カリブル」を装備するプロジェクト22800小型ロケット艦のトップ「ムィティシ」はロシア海軍へ受領された。
海軍旗の初掲揚式典は、艦が戦闘勤務に就くバルト艦隊の主要基地バルチースクで月曜日に開催された。
『タス通信』は同艦隊広報サービスより伝えられた。
「最新のプロジェクト22800小型ロケット艦ムィティシはロシア海軍へ引き渡されました。
同艦は、バルト艦隊の為に造船工場『ペラ』で建造され、聖アンドレイ旗の初掲揚式典が開催されました。
ロシア国歌が鳴り響く中、それは旗竿へ揚がりました」
広報サービスの代表はこう話し、海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将の指示により「ムィティシ」はバルト艦隊の戦闘編制へ加わった事を指摘した。
小型ロケット艦のトップ「ムィティシ」には、バルチースク海軍基地のロケット艦艇旅団での勤務が待ち受けている。
開催された式典には、同連合部隊の将兵、工場『ペラ』の代表、そして(バルト艦隊司令官)ノサトフが参加した。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]
プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の1番艦「ウラガーン」は、2016年7月29日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]
2017年7月29日に進水しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは進水した]
その後、造船所の岸壁で艤装工事が進められ、2018年5月19日にラドガ湖で工場航行試験を開始しました。

[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンの航行試験が始まった]

7月初頭までにラドガ湖で計3回の工場航行試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンは3度に渡り航行試験を行なった]
「ウラガーン」は、サンクトペテルブルクで7月29日に行なわれた『ロシア海軍の日』記念観艦式へ参加しました。

工場航行試験は9月中旬頃までに完了し、一旦造船所へ戻りました。

9月28日から最終試験となる国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンの国家試験が始まった]

「ウラガーン」は内陸水路で移動を行ない、10月7日には白海への出口となるベロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンは白海沿岸のベロモルスクへ到着した]
「ウラガーン」は白海で、打撃有翼ミサイル複合体「カリブル」の対地攻撃型及び対艦攻撃型の試射を含む各種試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンは白海で洋上試験を実施した]
「ウラガーン」は内陸水路経由で11月上旬に『ペラ』造船所へ戻りました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンは白海での洋上試験を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]
11月15日にバルト艦隊基地バルチースクへ到着しました。

その後、バルチースクをベースにしてバルト海での試験の最終段階が実施されました。

ロシア海軍への引き渡しを前にして「ウラガーン」は「ムィティシ」と改名されました。
「ムィティシ」はモスクワ近郊の小都市です。
そして2018年12月17日、小型ロケット艦「ムィティシ」で聖アンドレイ旗(海軍旗)初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。

「ムィティシ」は、バルト艦隊の第36ロケット艇旅団の第106小型ロケット艦大隊へ編入されました。
第106小型ロケット艦大隊は、プロジェクト12341小型ロケット艦「ズイビィ」、「ゲイゼル」、「パッサート」、「リヴェン」、プロジェクト21631小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」、「セルプホフ」で構成されています。
バルト艦隊には、計6隻の「カラクルト」小型ロケット艦が配備されます。
プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、現在までに7隻が起工されています。
最初の2隻:「ウラガーン」と「タイフーン」は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]
「ウラガーン」は2017年7月29日、「タイフーン」は2017年11月24日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭小型ロケット艦カラクルト級2番艦タイフーン進水(2017年11月24日)]

2016年5月10日、クリミア半島のフェオドシヤ造船工場『モーリェ』(海洋)で「シトルム」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シトルムはクリミアで起工された]
2016年7月29日、『ペラ』造船所で「シクヴァル」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]
「シクヴァル」は2018年5月5日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の3番艦シクヴァルは進水した]

2016年12月24日、『ペラ』造船所で「ブーリャ」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]
「ブーリャ」は2018年10月23日に進水しました。
[ロシア海軍の為のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは進水した]

2017年3月17日、フェオドシヤ造船工場で「オホーツク」が起工されました。
[クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦オホーツクが起工された]
2017年12月19日、フェオドシヤ造船工場で「ヴィフリ」が起工されました。
[クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦ヴィフリ(旋風)が起工された]
プロジェクト22800の主要兵装は打撃有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
この他、AK-176MA 76mm砲と高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を装備します。
(ただし、「ウラガーン」と「タイフーン」はAK-630M 30mmガトリング砲を装備)
[ロシア海軍の為の新たな76mm砲AK-176MAの試験は完了した]
[ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇シューヤは新型の高射複合体パーンツィリ-Mの試験艇となる]
プロジェクト22800は、『ペラ』造船所並びにフェオドシヤ造船工場の他に、タタールスタンのゼレノドリスク造船所でも建造されます。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]
プロジェクト22800は計18隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍の新世代小型ロケット艦プロジェクト22800は2022年までに18隻建造される]
この内の6隻は太平洋艦隊向けとして極東の造船所での建造が計画されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のカラクルト級小型ロケット艦6隻の建造契約は2019年に締結される]
『タス通信』より
2018年12月17日16時18分配信
【ロシア海軍は「カリブル」で武装する小型ロケット艦のトップ「ムィティシ」を受領した】
カリーニングラード、12月17日/タス通信
複合体「カリブル」を装備するプロジェクト22800小型ロケット艦のトップ「ムィティシ」はロシア海軍へ受領された。
海軍旗の初掲揚式典は、艦が戦闘勤務に就くバルト艦隊の主要基地バルチースクで月曜日に開催された。
『タス通信』は同艦隊広報サービスより伝えられた。
「最新のプロジェクト22800小型ロケット艦ムィティシはロシア海軍へ引き渡されました。
同艦は、バルト艦隊の為に造船工場『ペラ』で建造され、聖アンドレイ旗の初掲揚式典が開催されました。
ロシア国歌が鳴り響く中、それは旗竿へ揚がりました」
広報サービスの代表はこう話し、海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将の指示により「ムィティシ」はバルト艦隊の戦闘編制へ加わった事を指摘した。
小型ロケット艦のトップ「ムィティシ」には、バルチースク海軍基地のロケット艦艇旅団での勤務が待ち受けている。
開催された式典には、同連合部隊の将兵、工場『ペラ』の代表、そして(バルト艦隊司令官)ノサトフが参加した。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]
プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の1番艦「ウラガーン」は、2016年7月29日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]
2017年7月29日に進水しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは進水した]
その後、造船所の岸壁で艤装工事が進められ、2018年5月19日にラドガ湖で工場航行試験を開始しました。

[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンの航行試験が始まった]

7月初頭までにラドガ湖で計3回の工場航行試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンは3度に渡り航行試験を行なった]
「ウラガーン」は、サンクトペテルブルクで7月29日に行なわれた『ロシア海軍の日』記念観艦式へ参加しました。

工場航行試験は9月中旬頃までに完了し、一旦造船所へ戻りました。

9月28日から最終試験となる国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンの国家試験が始まった]

「ウラガーン」は内陸水路で移動を行ない、10月7日には白海への出口となるベロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンは白海沿岸のベロモルスクへ到着した]
「ウラガーン」は白海で、打撃有翼ミサイル複合体「カリブル」の対地攻撃型及び対艦攻撃型の試射を含む各種試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンは白海で洋上試験を実施した]
「ウラガーン」は内陸水路経由で11月上旬に『ペラ』造船所へ戻りました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンは白海での洋上試験を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]
11月15日にバルト艦隊基地バルチースクへ到着しました。

その後、バルチースクをベースにしてバルト海での試験の最終段階が実施されました。

ロシア海軍への引き渡しを前にして「ウラガーン」は「ムィティシ」と改名されました。
「ムィティシ」はモスクワ近郊の小都市です。
そして2018年12月17日、小型ロケット艦「ムィティシ」で聖アンドレイ旗(海軍旗)初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。

「ムィティシ」は、バルト艦隊の第36ロケット艇旅団の第106小型ロケット艦大隊へ編入されました。
第106小型ロケット艦大隊は、プロジェクト12341小型ロケット艦「ズイビィ」、「ゲイゼル」、「パッサート」、「リヴェン」、プロジェクト21631小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」、「セルプホフ」で構成されています。
バルト艦隊には、計6隻の「カラクルト」小型ロケット艦が配備されます。
プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、現在までに7隻が起工されています。
最初の2隻:「ウラガーン」と「タイフーン」は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]
「ウラガーン」は2017年7月29日、「タイフーン」は2017年11月24日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭小型ロケット艦カラクルト級2番艦タイフーン進水(2017年11月24日)]

2016年5月10日、クリミア半島のフェオドシヤ造船工場『モーリェ』(海洋)で「シトルム」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シトルムはクリミアで起工された]
2016年7月29日、『ペラ』造船所で「シクヴァル」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]
「シクヴァル」は2018年5月5日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の3番艦シクヴァルは進水した]

2016年12月24日、『ペラ』造船所で「ブーリャ」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]
「ブーリャ」は2018年10月23日に進水しました。
[ロシア海軍の為のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは進水した]

2017年3月17日、フェオドシヤ造船工場で「オホーツク」が起工されました。
[クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦オホーツクが起工された]
2017年12月19日、フェオドシヤ造船工場で「ヴィフリ」が起工されました。
[クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦ヴィフリ(旋風)が起工された]
プロジェクト22800の主要兵装は打撃有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
この他、AK-176MA 76mm砲と高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を装備します。
(ただし、「ウラガーン」と「タイフーン」はAK-630M 30mmガトリング砲を装備)
[ロシア海軍の為の新たな76mm砲AK-176MAの試験は完了した]
[ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇シューヤは新型の高射複合体パーンツィリ-Mの試験艇となる]
プロジェクト22800は、『ペラ』造船所並びにフェオドシヤ造船工場の他に、タタールスタンのゼレノドリスク造船所でも建造されます。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]
プロジェクト22800は計18隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍の新世代小型ロケット艦プロジェクト22800は2022年までに18隻建造される]
この内の6隻は太平洋艦隊向けとして極東の造船所での建造が計画されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のカラクルト級小型ロケット艦6隻の建造契約は2019年に締結される]
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