空母ヴィクラマーディティヤの修理には3ヶ月以上掛からない
- カテゴリ:空母ヴィクラマーディティヤ
今年12月に就役する筈だったインド空母「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期されます。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]
[空母ヴィクラマーディティヤは23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっている]
[空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた]
[中国はロシアへの耐火レンガ輸出を否定した]

その続報。
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【「ヴィクラマーディティヤ」の修理は3ヶ月以上掛からない-統合造船業営団】
2012年10月2日
航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の故障したボイラーの復旧に関する修理作業は、2-3ヶ月以上は掛からない。
10月2日、『中央海軍ポータル』特派員は、「統合造船業営団」 職員の一人より伝えられた。
株式会社「生産合同・北方機械製造商会」において修理及び近代化された航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の夏のバレンツ海における航海試験中に故障した8基のボイラーの内の3基の復旧には、3ヶ月以上は必要ない。
これは、全ての修理作業-問題点の除去とボイラーの断熱材及び機器の交換の見積もり期間である。
「これが、現実の期間です」
統合造船業営団の代理人は語った。
「白海が結氷しなければ、艦の航海試験は速やかに完了するでしょう。
ですが残念な事に、結氷の為に、私共は、(来年の)春-4~5月に試験を開始しなければなりません」
10月2日に出てきた航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の引き渡しが来年秋に延期されるというメディアの報道に関し、情報提供者は『中央海軍ポータル』に、この情報は現実と一致していないと述べた。
「船の準備状態は90パーセント成功裏に検証され、その後の試験は、問題点の可能性を洗い出す為に存在しています。
航空母艦の主要兵装である航空複合体の試験は、ほぼ完璧に実施されました」
「インド海軍は来年に、充分に価値のある航空母艦を本当に受け取り、インド海軍はインド洋の主人であると感じるようになるでしょう。中国とは対照的に。
であるにも関わらず、中国人民解放軍海軍はリャオニン(旧ワリャーグ)を艦隊の編制へ受け入れ、これにより、戦闘航空艦は、長期間就役できないでしょう。
その為には、3~5年、或いは、それ以上の年月を費やす必要が有ります」
「インド側は、航海試験中に寄せられた意見を全て撤廃する事に同意し、彼らは、艦の試験の最初の段階において満足しておりました。
一部の輸入された機器は、それ自身正当化されません。
その購入や交換の為には時間が必要です。
インド海軍及びインド専門技術者の代表は、引き渡し時期が数ヶ月延期された事で如何なる悲劇も見ていません。
航空母艦は、これまでに経験の無い非常に複雑かつ多くの点で革新的な機能を私共-建造者と、そして専門技術者の為に有しており、その全ての作業方法は時計のようでした。
最後の試験では、操作に必要な経験を取得し、発見された問題点は工場で冬の間に取り除かれ、発注は継続され、私は全ての試験が成功裏に持続している事を確信しました。
それは主として問題を解決する為の業務航海です。
そしてセヴマシュと契約相手、発注者は、それを観察しました」
対談者は『中央海軍ポータル』に説明した。
以前、サンクトペテルブルクのネフスキー計画設計局によって開発されたプロジェクト11430艦の修理及び近代化は、計画スケジュールに従って2004年からセヴェロドヴィンスクの株式会社「生産合同セヴマシュ」で継続され、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の発注者への納入は2012年12月に予定されていた事が想起される。
6月初頭に航海試験の為に出港し、艦はバレンツ海へ向かった。
動力装置の主な問題点は7月に発生したが、「ヴィクラマーディティヤ」の兵装である航空複合体の試験プログラムを完全に実行する為、停止しなかった。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]
記事中で述べられている「ヴィクラマーディティヤの引き渡しが来年秋に延期されるというメディアの報道」は、これを指しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年10月2日11時54分配信
【航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」のインドへの引き渡しは2013年秋に延期される】
「統合造船業営団」の高位の代理人は、ロシア通信社ノーボスチに対し、こう述べました。
「国家委員会は、蒸気ボイラーの断熱材を含む全ての問題点を取り除く必要性に関連し、艦の引き渡し時期を2013年秋に延期する必要が有ると見ています」
「ヴィクラマーディティヤ」はセヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」へ戻っており、同地でボイラーの修理が行なわれることになりますが、これから修理を開始し、仮に3ヶ月弱で作業を終えたとしても、その頃には、セヴェロドヴィンスクが面している白海は結氷してしまい、どのみち「ヴィクラマーディティヤ」は白海の氷が溶けるまで外洋に出る事は出来ません。
因みに、白海は、だいたい12月下旬から5月下旬頃まで結氷しています。

なお、今回の記事では、最近就役した中国海軍の空母「リャオニン」(旧ワリャーグ)についても少し触れられています。
この統合造船業営団職員は、「ヴィクラマーディティヤ」は来年には使い物になるが、「リャオニン」は、あと5年くらい経たないと使い物にはならないと言っています。
「ヴィクラマーディティヤ」の艦上機(戦闘機MiG-29K)は既にインド海軍へ引き渡されており、同艦で発着艦を成功裏に実施していますが、「リャオニン」に搭載予定の艦上戦闘機は、未だ陸上試験中であり、まだ「リャオニン」で発着艦を実施した事も有りません。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]
[空母ヴィクラマーディティヤは23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっている]
[空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた]
[中国はロシアへの耐火レンガ輸出を否定した]

その続報。
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【「ヴィクラマーディティヤ」の修理は3ヶ月以上掛からない-統合造船業営団】
2012年10月2日
航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の故障したボイラーの復旧に関する修理作業は、2-3ヶ月以上は掛からない。
10月2日、『中央海軍ポータル』特派員は、「統合造船業営団」 職員の一人より伝えられた。
株式会社「生産合同・北方機械製造商会」において修理及び近代化された航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の夏のバレンツ海における航海試験中に故障した8基のボイラーの内の3基の復旧には、3ヶ月以上は必要ない。
これは、全ての修理作業-問題点の除去とボイラーの断熱材及び機器の交換の見積もり期間である。
「これが、現実の期間です」
統合造船業営団の代理人は語った。
「白海が結氷しなければ、艦の航海試験は速やかに完了するでしょう。
ですが残念な事に、結氷の為に、私共は、(来年の)春-4~5月に試験を開始しなければなりません」
10月2日に出てきた航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の引き渡しが来年秋に延期されるというメディアの報道に関し、情報提供者は『中央海軍ポータル』に、この情報は現実と一致していないと述べた。
「船の準備状態は90パーセント成功裏に検証され、その後の試験は、問題点の可能性を洗い出す為に存在しています。
航空母艦の主要兵装である航空複合体の試験は、ほぼ完璧に実施されました」
「インド海軍は来年に、充分に価値のある航空母艦を本当に受け取り、インド海軍はインド洋の主人であると感じるようになるでしょう。中国とは対照的に。
であるにも関わらず、中国人民解放軍海軍はリャオニン(旧ワリャーグ)を艦隊の編制へ受け入れ、これにより、戦闘航空艦は、長期間就役できないでしょう。
その為には、3~5年、或いは、それ以上の年月を費やす必要が有ります」
「インド側は、航海試験中に寄せられた意見を全て撤廃する事に同意し、彼らは、艦の試験の最初の段階において満足しておりました。
一部の輸入された機器は、それ自身正当化されません。
その購入や交換の為には時間が必要です。
インド海軍及びインド専門技術者の代表は、引き渡し時期が数ヶ月延期された事で如何なる悲劇も見ていません。
航空母艦は、これまでに経験の無い非常に複雑かつ多くの点で革新的な機能を私共-建造者と、そして専門技術者の為に有しており、その全ての作業方法は時計のようでした。
最後の試験では、操作に必要な経験を取得し、発見された問題点は工場で冬の間に取り除かれ、発注は継続され、私は全ての試験が成功裏に持続している事を確信しました。
それは主として問題を解決する為の業務航海です。
そしてセヴマシュと契約相手、発注者は、それを観察しました」
対談者は『中央海軍ポータル』に説明した。
以前、サンクトペテルブルクのネフスキー計画設計局によって開発されたプロジェクト11430艦の修理及び近代化は、計画スケジュールに従って2004年からセヴェロドヴィンスクの株式会社「生産合同セヴマシュ」で継続され、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の発注者への納入は2012年12月に予定されていた事が想起される。
6月初頭に航海試験の為に出港し、艦はバレンツ海へ向かった。
動力装置の主な問題点は7月に発生したが、「ヴィクラマーディティヤ」の兵装である航空複合体の試験プログラムを完全に実行する為、停止しなかった。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]
記事中で述べられている「ヴィクラマーディティヤの引き渡しが来年秋に延期されるというメディアの報道」は、これを指しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年10月2日11時54分配信
【航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」のインドへの引き渡しは2013年秋に延期される】
「統合造船業営団」の高位の代理人は、ロシア通信社ノーボスチに対し、こう述べました。
「国家委員会は、蒸気ボイラーの断熱材を含む全ての問題点を取り除く必要性に関連し、艦の引き渡し時期を2013年秋に延期する必要が有ると見ています」
「ヴィクラマーディティヤ」はセヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」へ戻っており、同地でボイラーの修理が行なわれることになりますが、これから修理を開始し、仮に3ヶ月弱で作業を終えたとしても、その頃には、セヴェロドヴィンスクが面している白海は結氷してしまい、どのみち「ヴィクラマーディティヤ」は白海の氷が溶けるまで外洋に出る事は出来ません。
因みに、白海は、だいたい12月下旬から5月下旬頃まで結氷しています。

なお、今回の記事では、最近就役した中国海軍の空母「リャオニン」(旧ワリャーグ)についても少し触れられています。
この統合造船業営団職員は、「ヴィクラマーディティヤ」は来年には使い物になるが、「リャオニン」は、あと5年くらい経たないと使い物にはならないと言っています。
「ヴィクラマーディティヤ」の艦上機(戦闘機MiG-29K)は既にインド海軍へ引き渡されており、同艦で発着艦を成功裏に実施していますが、「リャオニン」に搭載予定の艦上戦闘機は、未だ陸上試験中であり、まだ「リャオニン」で発着艦を実施した事も有りません。
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