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ロシア海軍の為にプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の拡大発展型が開発される

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『タス通信』より
2018年12月18日9時37分配信
【「イワン・グレン」をベースにして排水量14000トンまでの揚陸艦を作成できる】
モスクワ、12月18日/タス通信

今夏にロシア海軍へ最初の代表「イワン・グレン」が引き渡されたプロジェクト11711をベースにして、排水量14000トンまでの揚陸艦を作成できる。
「イワン・グレン」を建造した沿バルト造船工場『ヤンターリ』の総取締役エドゥアルト・エフィーモフ『タス通信』へ語った。

プロジェクト11711艦の排水量は5000トンである。
「その排水量は、7000トン、8000トン、9000トン、そして14000トンまでの増加が可能です」
エフィーモフ
は話した。

彼は、『ネヴァ川計画設計局』「イワン・グレン」をベースにした揚陸艦プロジェクトの開発を主導している事を想い起こした。
対談者によると、新たな艦は、前任者と比べ、より大きな排水量、長さ、幅を有し、大容量となる。
「艦の技術的可能性の増加は必要です。
これは、揚陸部隊の積載量と、艦内へ配置する事が可能な車両を増加します」
『ヤンターリ』
の総取締役は話した。

新たな艦の航空グループの構成は、ロシア海軍へ与えられる任務に左右される。
「私が思いますに、設計される新たな将来艦のヘリコプターの機数は増大しなければなりません。
どの程度のものかは、海軍へ与えられる任務に左右されます」
エフィーモフ
は付け加えた。

以前、『タス通信』のインタビューに対し、カリーニングラード造船所の総取締役は、11711シリーズの継続は無く、大きな排水量の新たなプロジェクトの開発が計画されていると述べた。
『統合造船業営団』アレクセイ・ラフマノフは更に、海軍の為、もう2隻あるいは3隻の「イワン・グレン」クラスの大型揚陸艦が建造され、設計案は練り上げられていると言った。

[大型揚陸艦「イワン・グレン」]
プロジェクト11711
のトップ艦「イワン・グレン」は、カリーニングラードで2012年5月に進水し、2018年6月20日にロシア海軍の戦闘編制へ受け入れられた。
同プロジェクトの第2の代表「ピョートル・モルグノフ」は、2019年3月までには試験に着手しなければならない。

プロジェクト11711艦は13両の主力戦車、36両の装甲兵員輸送車あるいは歩兵戦闘車、300名の揚陸隊員を収容する。
それは、指定場所へ強化された標準装備の海軍歩兵中隊を送り届け、ポンツーンにより上陸させる事ができる。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
現在、ロシア海軍向けにプロジェクト11711大型揚陸艦の建造が進められています。

1番艦「イワン・グレン」(2004年12月24日起工/2012年5月18日進水)は2018年6月20日に就役し、10月22日には配備先の北方艦隊基地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

2番艦「ピョートル・モルグノフ」(2015年6月11日起工/2018年5月25日進水)は、2019年の就役が予定されています。
[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される]


以前にはプロジェクト11711大型揚陸艦の建造は2隻で終了する予定でしたが、一変して2~3隻が追加建造される事になりました。
[ロシア海軍の為に2~3隻のプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)が追加建造される]

追加建造される艦は、プロジェクト11711をベースにした拡大発展型になるようです。
拡大型には、排水量7000トン、8000トン、9000トン、14000トンの複数のヴァージョンが有ります。

14000トン級と言えば、以前に一度だけ公表され、その後、全く音沙汰が無くなった汎用揚陸艦「プリボイ」級に匹敵しますが、これに近い艦になるのでしょうか。
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[ロシア海軍の為の新型汎用揚陸艦プリボイ級が建造される]
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