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ロシア海軍の為のボレイ-A級戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年秋に弾道ミサイル"ブラヴァー"の発射試験を行なう

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『タス通信』より
2018年12月19日9時40分配信
【情報筋:「クニャージ・ウラジーミル」は2019年秋の国家試験で「ブラヴァー」の射撃を実施する】
モスクワ、12月19日/タス通信

プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略用途水中ロケット巡洋艦のトップ「クニャージ・ウラジーミル」は、国家試験の枠組みで2019年秋に弾道ミサイル「ブラヴァー」のテスト射撃を実施する。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「プロジェクト955Aのトップ艦クニャージ・ウラジーミルは、2019年秋の国家受領試験で、バレンツ海水域からカムチャツカのクラ射爆場へブラヴァーのテスト発射を実施します」
対談者は話した。
彼は、発射が如何なるもの~単独あるいは一斉発射~となるのかは明らかにしなかった。

情報提供者は、潜水艦の国家受領試験は来年夏に始まると付け加えた。
それを完了した「クニャージ・ウラジーミル」は、2019年12月に海軍へ引き渡され、北方艦隊へ加入しなければならない。

『タス通信』は、情報提供者から提示された情報を公式に確認してない。

[第4の「ボレイ」]
現在、「クニャージ・ウラジーミル」は工場航行試験中である。
以前、『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコが述べたように、それは12月末には終了しなければならない。

ロシア海軍の一員として、基礎プロジェクト955として建造された水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」、「アレクサンドル・ネフスキー」、「ウラジーミル・モノマーフ」が戦闘当直に就いている。
「クニャージ・ウラジーミル」は、このクラスの第4の潜水艦であるが、改善プロジェクト955Aとして作成されている。
プロジェクト955「ボレイ」/955A「ボレイ-A」潜水艦は、海洋工学中央設計局『ルビーン』(サンクトペテルブルク)により開発された。
プロジェクト955955Aの差異は知られていないが、公開情報によると、「ボレイ-A」は船体構造が近代化され、新たなエレクトロニクスが使用され、更にプロジェクト955A潜水艦は、低騒音レベル及び敵艦を損傷させる事が可能な他の特性が非常に良くなっている。

「クニャージ・ウラジーミル」は、『セヴマシュ』(セヴェロドヴィンスク)で2012年に起工され、2017年末に進水した。
潜水艦の基本的な兵装は、他の「ボレイ」と同様に16基の弾道ミサイル「ブラヴァー」である。
潜水艦の水中排水量は24000トン、全長160メートル、水中速力29ノット、動作潜航深度380~400メートル。
12月18日に開催された(ロシア)国防省の総括参与会において、当局のトップ、セルゲイ・ショイグは、以前に有声化されている情報である潜水艦の2019年の海軍への引き渡しを承認したが、具体的な期間は明らかにしなかった。



[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[プロジェクト955ボレイ戦略用途原子力水中巡洋艦]

プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦4番艦(プロジェクト955A「ボレイ-A」としては1番艦)K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]


2013年10月、船体の水圧試験が実施されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは水圧試験を行なう]

2014年2月中旬、船体が完成しました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの船体が形成された]

そして2017年11月17日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)]


「クニャージ・ウラジーミル」北方艦隊への配備が予定されており、既に乗組員も編成されています。
[ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した]

ロシア側からの公式発表は有りませんが、「クニャージ・ウラジーミル」は既に洋上試験(工場航行試験)を開始しているようです。
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そして2019年夏から国家受領試験が始まり、同年秋には弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないます。
[潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーはロシア海軍へ制式採用された]

「クニャージ・ウラジーミル」ロシア海軍への引き渡しは、2019年12月に予定されています。
[ボレイ-A級戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年にロシア海軍へ引き渡される]


プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦シリーズは、計8隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]
就役後の動向が公表される事は滅多に在りませんが、2018年5月22日には弾道ミサイル「ブラヴァー」4基の一斉発射を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーは弾道ミサイル"ブラヴァー"4基を一斉に発射した]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2015年9月30日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しています。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]
就役後の動向が公表される事は滅多に在りませんが、2018年4月中旬には同型艦「ウラジーミル・モノマーフ」と対戦方式の戦闘訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ沖で『決闘』を行なった]

3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]
2016年9月26日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]
就役後の動向が公表される事は滅多に在りませんが、2018年4月下旬には対潜部隊への魚雷攻撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフは対潜部隊への魚雷攻撃演習を行なった]


5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]
就役は2019年に予定されています。

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]
就役は2020年に予定されています。

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工されました。
[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]
就役は2020年に予定されています。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]
就役は2021年に予定されています。


当初は「クニャージ・ポジャールスキー」を以ってプロジェクト955A「ボレイ-A」の建造は終了し、その後は、更なる改良型であるプロジェクト955B「ボレイ-B」が少なくとも4隻建造される計画でした。
[新型戦略原潜ボレイ-Bの1番艦は2026年にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、「ボレイ-B」は、費用対効果の面で満足の行くものとはなりませんでした。
[ロシア海軍の新型戦略原子力水中巡洋艦ボレイ-Bの設計作業は進められている]

そして結局、「ボレイ-B」の建造は取り止めとなり、その代わりに「ボレイ-A」を追加建造する事になるようです。
[ロシア海軍の為にボレイ-A戦略用途原子力水中巡洋艦2隻が追加建造される]
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