ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツはシリア沖へ到着した
- カテゴリ:地中海情勢(2018年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年12月21日12月21日9時2分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」は地中海の海軍グループの一員としての任務遂行へ着手した】
黒海艦隊の海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」は、地中海のロシア連邦海軍常設グループの一員としての任務遂行へ着手した。
遠海ゾーンへの移動中、艦の乗組員は、船舶航行集中海域を通過する際の操艦へ取り組み、海軍グループの一員として直接に艦船支隊の機雷源通過を先導する。
【海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」】
プロジェクト266M「アクヴァマリーン-M」海洋掃海艦「ラジスト」はレニングラードの『中部ネヴァ川造船工場』で建造され、1973年11月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。
1975年、1979年には地中海へ、1983年には大西洋へ派遣されました。
1990年にはペルシャ湾へ派遣されました。
2005年8月、「イワン・ゴルベツ」と改名されました。
2016年8月、20数年ぶりに地中海へ派遣され、2017年1月下旬にセヴァストーポリへ帰投しました。
2017年11月初頭に再び地中海東部へ派遣され、2018年3月8日にセヴァストーポリへ帰投しました。
2018年12月14日、海洋曳船MB-31と共にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツは地中海東部へ向かった]
12月21日までにシリア沖へ到着しました。
「イワン・ゴルベツ」は、2018年8月下旬から地中海東部に居る掃海艦「ワレンチン・ピクリ」と交代します。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは地中海東部(シリア沖)へ向かった]
近い内に「ワレンチン・ピクリ」は地中海を去り、セヴァストーポリへ戻る事になるでしょう。
ロシア海軍は、2016年2月以降、交代で掃海艦1隻を常にシリア沖へ展開させています。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦はシリア沖で活動する]
現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。
[黒海艦隊]
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」:2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」:2017年9月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・エッセン」:2018年8月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」:2018年11月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」:2018年12月下旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」:2018年12月中旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」:2018年8月下旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2018年10月下旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-31:2018年12月中旬から地中海東部に滞在
[バルト艦隊]
工作船PM-82:2017年8月中旬から地中海東部に滞在
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