ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海を去った
- カテゴリ:地中海情勢(2018年)

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年12月25日12時23分配信
【フリゲート「アドミラル・エッセン」は地中海からセヴァストーポリへ戻る】
モスクワ、12月25日-ロシア通信社ノーボスチ
黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・エッセン」は、地中海での計画任務遂行を完了し、セヴァストーポリへ戻る。
黒海艦隊情報供給部長アレクセイ・ルリョフ2等海佐は報道機関へ伝えた。
「乗組員は、黒海海峡・ダーダネルス及びボスポラスの通過を開始し、黒海艦隊の艦船恒久駐留地点セヴァストーポリ市へ進路を取りました」
ルリョフは話した。
彼は、フリゲート乗組員は、2018年8月から地中海の海軍常設グループの一員としての任務を遂行し、今年の同艦の海上への滞在時間の総計は約300日間になると説明した。
発表によると、遠海ゾーンへの滞在期間中に艦はロシア連邦海軍総司令官の統制下で地中海の艦隊間演習へ参加した。
演習中に乗組員は、単艦及び艦船グループの一員として、水上及び空中目標への砲射撃実行を伴う戦闘を行なう様々な複合訓練を実施し、更には対潜任務へ取り組んだ。
ロシア黒海艦隊のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」(「490」、2016年6月7日就役)は、2018年8月25日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]
9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍とロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]
11月16日には、プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(「499」、2017年12月27日就役)と共に艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]
11月20日には対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛演習を行なった]
その後も地中海東部に滞在していましたが、12月25日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
「アドミラル・エッセン」は、数日中には母港セヴァストーポリへ帰投します。
なお、11月6日に地中海へ入った同型艦「アドミラル・マカロフ」は、当面の間は地中海東部に留まるようです。
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