ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はセヴァストーポリへ帰投した
- カテゴリ:地中海情勢(2018年)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年12月26日12時14分配信
【フリゲート「アドミラル・エッセン」はセヴァストーポリへ戻った】
モスクワ、12月26日-ロシア通信社ノーボスチ
黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・エッセン」は、地中海で任務を遂行した後、セヴァストーポリへ到着した。
黒海艦隊情報供給部長アレクセイ・ルリョフ2等海佐は報道機関へ伝えた。
フリゲート乗組員は、2018年8月から地中海の海軍常設グループの一員としての任務を遂行し、今年の同艦の海上への滞在時間の総計は約300日間になる。
「本日、黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は、地中海での任務遂行後にセヴァストーポリへ到着しました」
ルリョフは話した。
彼は、長期航海から帰投した艦へ捧げられる式典が、黒海艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ中将の主催下でセヴァストーポリにおいて開催された事を指摘した。
ルリョフによると、フリゲート艦長アントン・クプリンは、地中海の海軍常設グループの一員として遠海ゾーンでの任務を成功裏に遂行した事を艦隊司令官へ報告した。
遠海ゾーンへの滞在期間中、艦はロシア連邦海軍総司令官の統制下で地中海の艦隊間演習へ参加し、その中で単艦及び艦船グループの一員として、水上及び空中目標への砲射撃実行を伴う戦闘を行なう様々な複合訓練を実施し、更には対潜任務へ取り組んだ。
ロシア黒海艦隊のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」(「490」、2016年6月7日就役)は、2018年8月25日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]
9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍とロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]
11月16日には、プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(「499」、2017年12月27日就役)と共に艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]
11月20日には対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛演習を行なった]
その後も地中海東部に滞在していましたが、12月25日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海を去った]
翌12月26日、「アドミラル・エッセン」は母港セヴァストーポリへ帰投しました。
現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。
[黒海艦隊]
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」:2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」:2017年9月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」:2018年11月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」:2018年12月下旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」:2018年12月中旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」:2018年8月下旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2018年10月下旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-31:2018年12月中旬から地中海東部に滞在
[バルト艦隊]
工作船PM-82:2017年8月中旬から地中海東部に滞在
[北方艦隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」:2018年12月下旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「カーマ」:2018年12月下旬から地中海東部に滞在
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