2018年にロシア海軍へ25隻以上の艦艇が就役した
- カテゴリ:ロシア海軍現況

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年12月30日9時22分配信
【2018年にロシア海軍へ25隻以上の戦闘艦及び支援船が補充された】
「2018年、ロシア海軍には、25隻以上の戦闘艦、支援船及び支援艇が補充されました。
その中には、プロジェクト22350フリゲート"アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ"、プロジェクト20380コルベット"グロームキー"、プロジェクト11711大型揚陸艦"イワン・グレン"、小型ロケット艦"ヴイシニー・ヴォロチョーク"、"オレホヴォ・ズエヴォ"、"ムィティシ"、哨戒艦"ワシーリー・ブイコフ"、対水中工作艇及び哨戒艇、プロジェクト23120複合後方支援船"エリブルス"、泊地曳船及び曳航艇、更には幾つかの水路調査船及び捜索救助支援船が含まれます」
海軍総司令部造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は述べた。

「現在、兵器複合体を含む一連の能力値において、我々は、外国が建造した艦に優越していると確信できます。
今、ロシア海軍に在籍する小型ロケット艦は、既に、恒常駐留所を大きく離れた地中海での活動において、その効果性を示しております」
ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は付け加えた。
彼によると、既に今、同時並行で近海ゾーン艦が建造され、設計局は遠海ゾーン艦プロジェクトを開発し、既存のプロジェクト艦の近代化を行なっている。
計画によると、近い将来、大洋ゾーンの艦船グループの基礎は、増加した打撃戦闘能力と防衛潜在力を有する新世代多機能艦で構成される。
2018年にロシア海軍へ就役した主な艦船は、以下の通りです。
4月9日:プロジェクト23120多機能後方支援船「エリブルス」(北方艦隊)

[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
6月1日:プロジェクト21631小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」(黒海艦隊)
[プロジェクト21631小型ロケット艦の6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
6月20日:プロジェクト11711大型揚陸艦「イワン・グレン」(北方艦隊)
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
6月25日:プロジェクト18280中型偵察艦「イワン・フルス」(黒海艦隊)

[プロジェクト18280偵察艦の2番艦イワン・フルスはロシア海軍へ就役した]
7月28日:プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(北方艦隊)
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
12月10日:プロジェクト21631小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」(黒海艦隊)
[プロジェクト21631小型ロケット艦の7番艦オレホヴォ・ズエヴォはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
12月17日:プロジェクト22800小型ロケット艦「ムィティシ」(バルト艦隊)
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦1番艦ウラガーン改めムィティシはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]
12月20日:プロジェクト22160哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」、プロジェクト22870救助曳船「カピタン・グルイエフ」(黒海艦隊)
[新型哨戒艦ワシーリー・ブイコフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
12月25日:プロジェクト20380コルベット「グロームキー」(太平洋艦隊)
[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
この他にも15隻以上の各種船艇(哨戒艇、水路調査艇、捜索救助艇、自走海上クレーン、泊地曳船など)が就役しました。
プロジェクト22350フリゲート、プロジェクト11711大型揚陸艦、プロジェクト20380コルベット、プロジェクト22160哨戒艦、プロジェクト21631小型ロケット艦、プロジェクト22800小型ロケット艦、プロジェクト23120多機能後方支援船は、同型艦が建造中です。
記事の最後で触れられていますが、より大型の遠海ゾーン艦、具体的には、プロジェクト22350Mフリゲート、汎用揚陸艦(ヘリコプター揚陸艦)、新世代原子力駆逐艦「リデル」の設計作業も進められています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350Mフリゲート(改アドミラル・ゴルシコフ型)の草案設計の契約が締結された]
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]
[プロジェクト「リデル」原子力駆逐艦]
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