ロシア海軍航空隊の2019年の装備調達予定
- カテゴリ:ロシア海軍航空隊
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2019年1月3日14時0分配信
【ロシア海軍海上航空隊グループへの航空機Su-30SM及びヘリコプターKa-27Mの補充は2019年にも継続する】
2019年、ロシア海軍海上航空隊は、航空集団の交換プログラムの枠組みにおける航空機Su-30SMの受け入れを継続する。
海上航空隊司令官でロシア英雄のイーゴリ・コジン少将は述べた。
「同時に、近代化されたヘリコプターKa-27Mも納入されます」
彼は付け加えた。
「海上航空隊司令部の活動の主な方向の1つは、保有する飛行装置の積極的な近代化であります」
イーゴリ・S・コジン少将は続けた。
「海軍海上航空隊の為の新たな航空機及びヘリコプター、打撃複合体の開発の為の科学研究及び試験設計作業も行われていますが」
海軍総司令部は更に、救助及び消火飛行装置としての性質を持つ水陸両用航空機Be-200の海軍海上航空隊への受け入れの準備を行なっている。
この他、水陸両用航空機Be-12の新たな対潜複合体による近代化が計画されている。
これは、戦闘効率を増加し、意図される任務の成功裏の遂行を可能にする。
新造及び近代化された航空機及びヘリコプターを含めた海軍海上航空隊の飛行士のフライトは、2018年には総計32000時間に達した。
ロシア海軍航空隊は2014年7月に多用途複座戦闘機Su-30SMの受領を開始しており、2018年末までに黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊へ、少なくとも計22機が配備されています。
[多用途複座戦闘機Su-30SM]
最終的には50機程度の調達が計画されています。
近代化改修された艦載ヘリコプターKa-27Mの受領は2016年12月から始まり、2018年末までにバルト艦隊、北方艦隊、太平洋艦隊へ約20機が配備されています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを5機受領した]
以前から計画されていた黒海艦隊の対潜水陸両用機Be-12「チャイカ」の近代化改修は、今年(2019年)から本格的に始まるようです。
[ロシア海軍航空隊の水陸両用機Be-12チャイカは近代化改修される]
更には、こちらも以前から計画されていた救助・消火用水陸両用機Be-200の受領も、今年(2019年)から本格的に始まるようです。
『ベリエフ記念タガンロク航空科学技術複合体』公式サイトより
【多目的水陸両用機Be-200】


[ベリエフBe-200]
全幅:32.70m
全長:32.05m
全高:8.90m
翼面積:117.44平方m
自重量:25340kg
最大離陸重量:37900kg
エンジン:プログレスD-436TP×2基
最大推力:7500kg
最大速度:710km/h
巡航速度:600km/h
航続距離:3600km
最大積載時の航続距離:1400km
上昇限度:8000m
乗員:2名
最大積載量:貨物8000kg/乗客19名+貨物3000kg/救助隊員50名+負傷者30名/消火用水12000kg
今回、ロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は、海軍航空隊の2019年の大まかな装備調達予定についてのみ話していますが、さる2018年12月上旬には、将来の予定も含めた話をしています。
[ロシア海軍航空隊司令官は語る]
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