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ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海でアメリカ海軍のミサイル駆逐艦ドナルド・クックを監視する

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『タス通信』より
2019年1月20日4時12分配信
【黒海艦隊の部隊は、黒海へ入ったアメリカ合衆国海軍の駆逐艦を追跡している】
モスクワ、1月19日/タス通信

黒海艦隊の部隊は、土曜日の夜に黒海へ入ったアメリカ合衆国海軍駆逐艦「ドナルド・クック」の追跡を行なっている。
ロシア連邦国防省国家防衛管理センターは発表した。
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「黒海艦隊の部隊は、アメリカ合衆国海軍の誘導ロケット兵器駆逐艦ドナルド・クックが黒海水域へ入った後、直ちに追跡を開始しました」
センターは話した。

明らかにされたように「黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは、アメリカの戦闘艦を直に監視する行動を開始しました。
更に、同艦隊の電子工学手段が、その追跡を支援しております。
駆逐艦ドナルド・クックは、モスクワ時間20時50分に黒海水域へ入りました」
国家防衛管理センター
は付け加えた。

軍は、モントルー国家間条約の規定ではトルコ海峡を通過する非黒海沿岸諸国戦闘艦に関して定められており、アメリカ駆逐艦黒海への滞在時間は、21日を超えてはならない事を想い起こした。



黒海艦隊プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」(1982年2月9日就役)は、最近ではオーバーホール完了後の2015年5月以降、度々地中海で行動しています。

2018年には、3月14日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、4月2日にダーダネルス、ボスポラス海峡を北上して黒海へ戻っています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部へ行く]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部を去った]

2018年4月21日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイとスメトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]

2018年6月初頭にセヴァストーポリへ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

2018年8月下旬にセヴァストーポリを出航し、8月24日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。

2018年9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

その後も地中海東部に留まっていましたが、10月9日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

10月10日に母港セヴァストーポリへ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイはセヴァストーポリへ帰投した]

既に艦齢37年近い超ベテランの警備艦「プイトリーヴイ」ですが、2019年の初行動は、1月6日に黒海へ入ったアメリカ海軍ドック型揚陸艦「フォート・マクヘンリー 」(1987年8月8日就役)の監視任務となりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海でアメリカ海軍のドック型揚陸艦フォート・マクヘンリーを監視する]

「フォート・マクヘンリー 」は1月11日にボスポラス海峡を南下して黒海から去りました。

1月19日夜には、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦DDG-75「ドナルド・クック」(1998年12月4日就役)がボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
【合衆国軍艦ドナルド・クック(DDG 75)公式サイト】

「プイトリーヴイ」は、今度は「ドナルド・クック」の監視任務に就きました。

なお、ロシア軍当局からの発表は有りませんが、1月17日には黒海艦隊中型偵察艦「キルディン」セヴァストーポリを出航しています。
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黒海艦隊地中海偵察艦を交代で派遣していますが、現在、地中海には、2018年12月末に派遣された中型偵察艦「プリアゾヴィエ」が居るので、「キルディン」黒海「プイトリーヴイ」と同様にアメリカ海軍の軍艦の監視任務に就いている可能性が高いでしょう。
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