新型コルベット「ソヴェルシェンヌイ」の上部構造物はコムソモリスク-ナ-アムーレに到着した



『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【コルベット「ソヴェルシェンヌイ」の大型の非金属構造物の輸送は完了した】
2012年10月11日
サンクト-ペテルブルクからコムソモリスク-ナ-アムーレへのコルベットの大型非金属上部構造物の輸送は完了した。
輸送ルートは、バルト造船工場桟橋からスエズ運河を通過した。
「アラエド」船上の貨物はアデン湾を通過する際、同海域において民間船へ深刻な脅威を与えている海賊攻撃のケースを考慮し、武装兵の保護を受けた。
幸いにも、船は何事もなく13079海里を走破し、構造物はワニノ港へ陸揚げされ、特別に設計された艀場へ積み替えられた。
最終段階において、アムール河汽船会社管理部の後押し船「マルシャル・ブリュッヘル」は、現在、ロシア海軍太平洋艦隊の為の新たなプロジェクト20380シリーズ艦-コルベット「ソヴェルシェンヌイ」の最初の船体が建造されているアムール造船工場桟橋へ積み荷を届けた。
[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]
プロジェクト20380コルベット「ステレグーシチー」型の太平洋艦隊向け1番艦となる「ソヴェルシェンヌイ」は、コムソモリスク-ナ-アムーレのアムール造船工場で2006年6月30日に起工されました。
現在のところは2013年の就役が予定されています。
その「ソヴェルシェンヌイ」の上部構造物は、アムール造船工場では無く、サンクト-ペテルブルクで製造されました。

この上部構造物を貨物船に載せ、ヨーロッパ方面から極東方面まで輸送したという事です。
その途中では、ソマリア海賊が出没するアデン湾を通過しました。
この為、貨物船には武装兵が乗り込んでいたようです。
貨物船はワニノで上部構造物を陸揚げし、艀に載せられ、後押し船「マルシャル・ブリュッヘル」によりコムソモリスク-ナ-アムーレ市のアムール造船工場まで運ばれました。



後押し船「マルシャル・ブリュッヘル」

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