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ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はスウェーデンの偵察機に対するスクランブル発進を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2019年1月24日6時1分配信
【Su-27乗員はバルト海上空でスウェーデンの偵察機を迎撃した】

バルト海中立水域上空のロシア側監視空域において、ロシア連邦の国境へ接近する空中目標が探知された。

目標を捕捉する為、対空防衛当直部隊の戦闘機Su-27が空へ上がった。

ロシア戦闘機の乗員は、安全な距離で空中物体へ接近し、それが輸送物無しで飛行を行なっていたスウェーデン空軍偵察機「ガルフストリーム」である事を確認した。

ロシア連邦国境から外国機を退去させた後、ロシア戦闘機は無事に駐留飛行場へ戻った。




バルト艦隊海軍航空隊戦闘機爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。
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カリーニングラード州チカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。
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第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。
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カリーニングラード州で防空任務に就いている第689親衛戦闘機航空連隊Su-27ですが、2019年1月24日、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するスウェーデン空軍航空機を探知し、スクランブル発進しました。

記事中では「ガルフストリーム」と書かれていますが、正確には、ガルフストリームIVの派生型であるスウェーデン空軍電波電子偵察機S102Bコルペンのようです。
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