ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアから母港バルチースクへ帰投した
- カテゴリ:地中海情勢(2019年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年2月18日14時27分配信
【バルト艦隊の水上修理所PM-82は地中海から恒久駐留所へ戻った】
バルト艦隊の水上修理所PM-82は、地中海エリアで任務を遂行した後にバルチースクへ戻ってきた。
2018年7月から2019年2月までの期間に、同船は遠方作戦ゾーンで活動するロシア海軍の艦船の技術的サービスを保障した。
遠距離航海を完了した水上修理所の歓迎式典がバルチースクで開催された。
MP-82は、5隻から成るプロジェクト304水上修理所シリーズの3番船である。
水上修理所は、主要駐留所から離れた海域での艦船の兵器及び機器装備の修理の為に意図されている。
この数年間、黒海艦隊の水上修理所(工作船)PM-56とPM-138は交代で地中海東部へ派遣され、半年程度のローテーションでシリアのタルトゥースへ駐留し、同海域で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっていました。

工作船PM-56

工作船PM-138

タルトゥースのロシア海軍物資・技術サービス供給所

プロジェクト304水上修理所(工作船)PM-82は、1977年12月22日にポーランドの『アドルフ・ワルスキー記念シュチェチン造船所』で起工され、1978年5月13日に進水し、同年9月30日にソ連海軍へ引き渡されました。
就役後、赤旗2度受賞バルト艦隊へ編入されました。
2014年からバルチースクの「第33艦船修理工場」で近代化改装が行なわれ、2016年秋に復帰しました。



PM-82は、2017年6月中旬にシリアへ派遣され、地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリア沖に到着した]
その後、2017年10月下旬には黒海艦隊の工作船PM-56と交代して地中海東部を去り、11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月13日17時11分配信
【バルト艦隊の水上修理所(工作船)は地中海からバルチースクへ戻った】
2018年7月、PM-82は再びシリアへ派遣される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部へ向かっている]
8月11日にシリアのタルトゥースへ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した]
その後、PM-82は地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。
2019年1月21日、PM-82と交代する黒海艦隊の工作船PM-56がボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。
2019年2月初頭、PM-82は地中海東部を離れ、母港バルチースクへの帰路に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は母港バルチースクへの帰路に就いた]
そして2月18日にバルチースクへ帰投しました。
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