ロシア海軍の為の新型コルベット"ジェルズキー"の工事進捗度は12パーセントである

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年2月18日16時1分配信
【コルベット「ジェルズキー」の技術的準備状態は12パーセントに達している】
(2019年)2月下旬におけるプロジェクト20386コルベットのトップ「ジェルズキー」の技術的準備状態は12パーセントである。
2月18日・月曜日、『北方造船所』広報サービスは発表した。
現在、船体の第2、第3ブロックが形成されており、第1ブロックのセクションの形成は続けられている。
企業の代理人が強調したように、第1、第2、第3ブロックを接合した後、建造業者は基礎の据え付け、彩色、配管の敷設、艦底外部器具の取り付けを始める。
漁船建造の製造区画を解放する為、3月に「ジェルズキー」は船台から標準造船場所へ移動する。
受注品の艦首セクションの配置換えの為、艦の形成部分とドッキングする。
『北方造船所』は、コルベットの設計社である中央海洋設計局『アルマーズ』と共に「労働-設計文書」の仕上げを続けている。
「近い内に『アルマーズ』は、この位置に関する契約を可能にするディーゼル発電機の技術特性に関する結論を仕上げます」
企業の広報サービスは付け加えた。
2019年秋、科学生産合同『サトゥルン』は、『北方造船所』へコルベットの為のガスタービン装置を納入しなければならない。
コルベット「ジェルズキー」は2016年10月28日に起工された。
進水は2021年春に計画されている。
[Mil.Press FlotProm参照]
多目的艦プロジェクト20386は、近海及び遠海ゾーンでの戦闘行動の実施、海上交通線及び海上経済活動施設の保護の為に意図されている。
コルベットの排水量は3400トン、全長109メートル、幅13メートル。
艦の乗組員は80名。
航続距離5000海里、速力30ノット。
動力装置-部分的に電気推進のガスタービン。
艦の兵装はA-190-01 100mm砲、2基のAK-630M30mm砲、高射ミサイル複合体「リドゥート」、2基の対潜複合体発射装置「パケート-NK」、高精度有翼ミサイル「カリブル」(或いは対艦ミサイル「ウラン」)である。
更にコルベットには、ヘリコプターKa-27或いはKa-29が駐留できる。
[プロジェクト20386コルベット(ジェルズキ―型)]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]

プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルクの北方造船所(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]

プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。
航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。
機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]
プロジェクト20386は、10隻以上の建造が計画されています。
[ロシア海軍は新世代コルベット・プロジェクト20386を10隻以上建造する]
この内、1番艦「ジェルズキー」を含む3隻は2025年までの就役が予定されています。
[2025年までに3隻のプロジェクト20386(ジェルズキー型)コルベットがロシア海軍へ就役する]
「ジェルズキー」のロシア海軍への引き渡しは、2021年末~2022年初頭に予定されています。
[プロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーは2021年末~2022年初頭にロシア海軍へ就役する]
2019年2月下旬の時点において、「ジェルズキー」は船体各ブロックの製造が進められており、3月にはこれらを接合して船体が形成されるようです。
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