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ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルは約19000トンになる

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年2月22日11時0分配信
【将来駆逐艦は19000トンまでに「成長する」】

ロシア海軍の為の将来駆逐艦の排水量は19000トンまでに増加し、艦には核動力装置の装備が予定されている。
『Mil.Press FlotProm』は、2名の業界の消息筋より伝えられた。


2月21日、『統合造船業営団』駆逐艦の問題を討議したと対談者は話した。

同時に、艦の具体的な作業の開始時期は、これまでに未だ決められていない。
設計社の北方計画設計局は、今の国家軍備プログラムの中期付近に開始し、駆逐艦の概要の作成時期は、当面の間は延期される。

『クルイロフ国立科学センター』所長ワレーリー・ポロヴィンキンによると、『クルイロフ国立科学センター』は、当初から艦の2つのヴァージョンを提案している:排水量10000~12000トンでガスタービン動力装置、18000~19000トンで原子力。
科学者は、第2のヴァージョンを選ぶメリットは、論理的に大洋「大艦隊」コンセプトの復活へ向かう事を指摘した。

ロシア最新駆逐艦「リデル」の技術設計は2019~2020年に始まる。
2018年7月、ロシア海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスク中将は、この作業の完了は2022年に計画されていると『Mil.Press FlotProm』へ語った。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
最新大洋艦
のコンセプトはクルイロフセンターが形成し、駆逐艦「リデル」の草案設計は、北方計画設計局により用意される。
艦は、約19000トンの排水量を得るものと予想される。
船体の全長は200メートル、幅20メートル。
駆逐艦は30ノットまでの速力を発揮できる。
「リデル」の兵装は、60基の対艦有翼ミサイル、128基の高射ミサイル、16基の対潜誘導ロケットを目指している。

ロシア連邦国防省が用意する2035年までの造船産業発展戦略プロジェクトには、駆逐艦を含む大型水上艦の建造の機会を断念すると記されている。
提示された業界の発展シナリオの1つに沿って、これは「防衛予算支出において重要なものを隔離する理由」を作る事が出来る。



[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]

ロシア海軍は、2000年代後半以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし現在では将来駆逐艦「リデル」の動力は原子力推進に決まっています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]

「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵します。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]

「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない]

「リデル」の設計を担当する『北方計画設計局』は、実際にロシア海軍向けとして建造される艦の設計へ着手しています。
(これまでに公開されている模型は、「リデル」の概念設計案「シクヴァル」のものであり、このままの形で建造されるわけではない)
[ロシア海軍の為の将来原子力駆逐艦リデル級の設計が始まる]

「リデル」級駆逐艦ロシア連邦『2018-2027年の国家軍備プログラム』に含まれています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルの建造計画は中止されていない]

「リデル」級駆逐艦の設計概略はロシア国防省に承認されています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルの設計概略は承認された]
[ロシア海軍の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる事がロシア国防省に承認された]

「リデル」級の艦名は、まだ正式には決まっていませんが、艦名候補として「オルロフ-チェスメンスキー」(1770年のチェスマ海戦トルコ艦隊に勝利したロシア海軍の貴族提督アレクセイ・オルロフ伯爵)が挙げられています。
『イズベスチヤ』より
2017年3月31日0時1分配信
【原子力の「リデル」は「オルロフ-チェスメンスキー」となる】
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「リデル」級駆逐艦の技術設計、つまり、実際に艦を建造する為の細部の設計は、2019~2020年に開始されます。
この作業の完了は2022年に予定されており、当然ながら、艦の建造開始は、それよりも後になります。
[ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデルの設計は2022年に完了する]

「リデル」級駆逐艦の建造の為のインフラ整備も進められています。
[ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデルの建造の為のインフラ整備は進められている]
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「リデル」級を建造する予定のサンクトペテルブルク『北方造船所』は、以前から設備の近代化を進めており、その一環として、2017年12月末に新たな船台を建造する契約へ署名しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年12月29日12時51分配信
【北方造船所は新たな船台を建設する契約を締結した】

新たな船台の完成後、『北方造船所』「リデル」級駆逐艦の建造が可能となります。
[サンクトペテルブルクの北方造船所は2019年以降にロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデル級の建造が可能となる]

「リデル」級駆逐艦が何隻建造されるのかは未だ決まっていませんが、現在の所、4~6隻程度の建造が想定されているようです。
[ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデルは4~6隻が建造される]
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