fc2ブログ

ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは2019年に洋上試験を開始する

19-0223a.jpg
『タス通信』より
2019年2月22日23時45分配信
【第2のプロジェクト667潜水艦「クロンシュタット」の試験は2019年に始まる】
モスクワ、2月22日/タス通信

潜水艦「クロンシュタット」(第2のプロジェクト667潜水艦)は2019年に試験へ入る。
金曜日、海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は、中央設計局『ルビーン』訪問中に述べた。

「ラーダ型通常動力潜水艦のシリーズ建造は続いております。
今年には、2018年9月に進水した第2のラーダ型通常動力潜水艦クロンシュタットの試験が始まります」
コロリョーフ
は話した。

打ち合わせ中、更に、戦略原子力潜水艦「ボレイ」及びプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦の建造問題について討議された。

第2のプロジェクト677ディーゼルエレクトリック潜水艦「クロンシュタット」は、2018年9月20日に進水した。

プロジェクト677「ラーダ」型潜水艦は、第4世代ディーゼルエレクトリック潜水艦に属する。
その水上排水量は、およそ1750トンになり、水中では21ノットまでの速力を発揮できる。
「ラーダ」は、特に、ミサイル複合体「カリブル」で武装する。
乗組員は35名である。
プロジェクト677潜水艦のトップは「サンクトペテルブルク」である。

「クロンシュタット」は2005年に起工され、その建造は中断し、2013年になってから再開された。
現時点で、『アドミラルティ造船所』には、もう1隻の「ラーダ」「ヴェリーキエ・ルーキ」が在る。



15-0227c.jpg
[プロジェクト677ラーダ潜水艦 ]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は、『アドミラルティ造船所』で1997年12月26日に起工され、2004年10月28日に進水し、2010年4月22日に納入され、同年5月8日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。

その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

17-0609c.jpg
2005年7月28日に起工された2番艦「クロンシュタット」は、2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、2013年10月に北方艦隊の基地へ回航されました。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海で巡航ミサイルを発射した]

2018年9月20日、2番艦「クロンシュタット」は進水しました。
[ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは進水した]

ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。

3番艦「ヴェリーキエ・ルーキ」の引き渡しは2021年に予定されています。

「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」は就役後、北方艦隊への配備が予定されています。
[ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級は北方艦隊へ配備される]


2019年には2隻の「ラーダ」級潜水艦(4番艦、5番艦)の追加発注が計画されています。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年9月20日10時57分配信
【2019年に更なる2隻のプロジェクト677潜水艦の契約への署名が計画されている】

「ラーダ」級潜水艦は計12隻の建造が予定されています。
[ロシア海軍の為に12隻のラーダ級通常動力潜水艦が建造される]
関連記事
スポンサーサイト