カラクルト級小型ロケット艦2番艦タイフーン改めソヴィェツクは2019年末までにロシア海軍へ引き渡される

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年2月27日9時15分配信
【バルト艦隊司令官は「カラクルト」の最初の生産艦の引き渡し時期を言った】
バルト艦隊は2019年末までにプロジェクト22800小型ロケット艦「ソヴィェツク」の受け入れを計画している。
『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューに対し、バルト艦隊司令官アレクサンドル・ノサトフ大将は語った。
「今年には、更なるもう1隻のプロジェクト22800小型ロケット艦ソヴィェツクの受け入れを計画しております」
提督は話した。
「ソヴィェツク」は、2015年末に「タイフーン」の名で起工された「カラクルト」の最初の生産艦である。
レニングラード州の工場『ペラ』における小型ロケット艦の建造は、動力装置の問題が故に遅延した。
当初のスケジュールでは、サンクトペテルブルク工場『ズヴェズダー』からのディーゼルエンジン供給は、造船所との合意により2017年4月であったが、遅延した。

『ペラ』との裁判の過程で公表された『ズヴェズダー』の公式データでは、「ソヴィェツク」の為のディーゼル一式は、2018年12月には艦へ受け入れられなければならなかった。
「カラクルト」は、ロシア海軍の為のシリーズ艦同時建造において最も大規模である。
2月26日・火曜日、ゼレノドリスクでは、「トゥーチャ」と命名された同型の11隻目となる艦が起工された。
海軍へ引き渡されたのは、未だ最初の発注~小型ロケット艦のトップ「ウラガーン」、後に「ムィティシ」と改名~のみである。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]
プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の2番艦「タイフーン」は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。

[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]
2017年11月24日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭小型ロケット艦カラクルト級2番艦タイフーン進水(2017年11月24日)]
その後、「ソヴィェツク」と改名されました。
「タイフーン」改め「ソヴィェツク」は、当初は2018年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、サンクトペテルブルクの工場『ズヴェズダー』が製造するディーゼルエンジンM-507D-1-01の納入が遅延した事により、実現しませんでした。

ディーゼルエンジンM-507D-1-01

「ソヴィェツク」は2019年末までにロシア海軍へ引き渡され、1番艦「ムィティシ」と同様にバルト艦隊へ編入されます。
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