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新世代多用途原潜セヴェロドヴィンスクは工場航海試験を完了した

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株式会社「生産合同セヴマシュ」公式サイトより
2012年10月19日配信
【「セヴェロドヴィンスク」はセヴェロドヴィンスクへ戻った】

工場航海試験の次の段階を成功裏に完了した後、原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」セヴェロドヴィンスクへ戻った。

「全ての課題は、完璧に実行されました」
軍事機器生産部長マラト・アビジャコフは指摘した。

この間に、ミサイル複合体や艦の様々なシステムの試験が仕上げられた。

専門技術者は、艦が最初の大きな刻み目を通過したことを強調した。
原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は、全ての段階の試験において、合計で100日間海洋に滞在した。
艦長セルゲイ・ミチャーエフは、納入チーム及び乗組員に対し、この日数を祝福し、更なる成功を祈った。

この秋は、セヴマシュの潜水艦にとっては多作と言える。
最近、原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」は次の「海洋試験」を完了した。
間もなく、両方の潜水艦は国家受領試験を準備するだろう。

今日において、多用途原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は、ロシア海軍で最も現代的な水中艦である。
2010年、潜水艦は、ロシア大統領ドミトリー・メドベージェフ氏の立会いの下でセヴマシュの船台から進水した。


[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

9月初頭、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」は4回目の工場航海試験を9月中旬に実施すると報じられました。
[新世代多用途原潜セヴェロドヴィンスクは11月に国家受領試験を行なう]

今回の記事は、この4回目にして最後の工場航海試験が無事に終了したという事です。
「ミサイル複合体」の試験も実施されたとの事ですから、おそらくは「カリブル」の発射試験も行ったのでしょう。

有翼ミサイル「カリブル」は、対地攻撃型、対艦攻撃型、対潜攻撃型の3タイプが在ります。
対地攻撃型は亜音速で射程距離2500km。
対艦攻撃型は射程距離375km、飛翔週末段階で弾頭が分離、超音速で目標へ突進します。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

この後、「セヴェロドヴィンスク」国家受領試験を実施します。

「国家受領試験」というのは、国防省海軍の関係者から成る国家委員会の立会いの下で行なわれる航海試験です。

試験の結果、国家委員会が合格と認めれば、艦は海軍への引き渡しが可能となります。
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