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ロシア海軍北方艦隊の艦上練習機Su-25UTGはクリミア半島のサキ飛行場へ移動した

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『タス通信』より
2019年3月12日2時25分配信
【情報筋:2機のSu-25UTGは艦上航空機複合体での訓練の為にクリミアへ到着した】
モスクワ、3月11日/タス通信

艦上配置練習戦闘襲撃機Su-25UTGのペアは、航空母艦からの発着艦への取り組みが可能な艦上航空隊地上試験訓練複合体(ニートカ)での訓練の為、クリミアサキ飛行場へ移動した。
『タス通信』軍当局の情報提供者より伝えられた。

「海軍海上航空隊の第279独立艦上戦闘機航空連隊のSu-25UTGのペアは、艦上飛行士の訓練の為の複合体ニートカが配置されているサキへ移動しました」
対談者は話した。

ロシア海軍海上航空隊第279独立艦上戦闘機航空連隊は、セヴェロモルスク-3飛行場に駐留している。
これは、艦上航空機Su-25UTG、MiG-29K、Su-33を装備するロシア海軍海上航空隊で唯一の連隊である。
これらの航空機は、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の遠距離航海へ参加している。

艦上航空隊訓練複合体ニートカは、飛行士の航空艦への発着艦への習熟の為に意図されている。
複合体は、艦の飛行甲板と同様のトランポリン台航空機拘束装置を装備した特別な鋼鉄の飛行場である。
飛行場の大きさは、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」の飛行甲板の大きさに等しい。



[艦上訓練用練習機Su-25UTG]
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艦上練習機Su-25UTGは、ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の為の着艦練習機です。
あくまでも純粋な練習機であり、艦上攻撃機としては運用されていません。
現在の保有機数は7機です。

艦上戦闘機Su-33と共に「ソヴィエト連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念・第279艦上戦闘機航空連隊に所属しており、普段はムルマンスク地域セヴェロモルスク-3飛行場に駐留しています。
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既に製造から20年以上が経過していますが、具体的な後継機の計画は無く、2010年代前半にはモスクワ郊外第121航空機修理工場で寿命延長近代化改修が行なわれました。
[艦上練習機Su-25UTGは寿命延長改修を行なった]


今回の記事で触れられているように、第279艦上戦闘機航空連隊練習機Su-25UTGは、クリミア半島サキ飛行場へ進出し、艦上機訓練施設「ニートカ」で新人パイロットの「発着艦」訓練を行なっています。
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2019年2月中旬にも第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGサキ飛行場へ移動しているのですが、3月上旬、更に2機の練習機Su-25UTGサキ飛行場へ向かったようです。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33の新人パイロットはクリミア半島の訓練複合体ニートカで『発着艦』訓練を行なう]
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