ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦オスリャービャは日本海で砲撃訓練を行なった
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2019年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年3月14日5時0分配信
【太平洋艦隊の大型揚陸艦「オスリャービャ」は、日本海で沿岸、空中、海上目標への砲射撃を実施した】
戦闘訓練計画に沿って、大型揚陸艦「オスリャービャ」は日本海で単艦での海上戦闘実施へ取り組んだ。

ジェルトゥヒナ島の射爆場エリアで艦は、沿岸に位置する仮想敵の強化防御火点、車両及び人員を模した困難な標的へ打撃を与えた。

海上射爆場で対潜航空機Il-38及びTu-142の支援下で、艦は仮想敵の空中攻撃を撃退し、空中目標への砲射撃を行ない、その後、海上曳航盾を砲撃で撃破した。
対機雷防衛演習中、艦の戦闘班は海上浮遊機雷の模型を砲撃した。
本日、同時に大型揚陸艦の乗組員は、海軍歩兵部隊と共にデサントナヤ湾で海上揚陸部隊の車両及び人員を艦へ積載する戦術特殊訓練を行なった。

プロジェクト775大型揚陸艦BDK-101はポーランドのグダニスク造船所で建造され、1981年12月19日にソ連海軍へ納入されました。
その後、太平洋艦隊へ配備されました。
1985~1986年にはインド洋で戦闘勤務に就きました。
1986年にはイエメンのアデン港からのソ連民間人の避難作戦へ参加しました。
1990~1991年には再びインド洋で戦闘勤務に就きました。
1996年、1997年、1999年にはカムチャツカ半島への貨物輸送を行ないました。
2006年1月24日に「オスリャービャ」と命名されました。
2015年からウラジオストクの『ダーリザヴォード』で近代化改装が行なわれ、2017年3月初頭までに完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦オスリャービャの近代化改装は完了した]
2017年7月5日には宗谷海峡を西進しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦16隻はラ・ペルーズ海峡を通過して日本海へ入った]
「オスリャービャ」は、2017年7月5日にサハリンのコルサコフ港へ寄港しています。
2017年12月20日に母港フォーキノへ帰港する「オスリャービャ」
2018年3月初頭、「オスリャービャ」は日本海で砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦オスリャービャは日本海で砲撃訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦のナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で戦闘演習を行なった]
2018年3月下旬にピョートル大帝湾で実施された太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船はピョートル大帝湾で演習を行なった]
2018年4月下旬の太平洋艦隊の演習にも参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で艦対空ミサイル"フォルト"を発射した]
2018年7月5日にウラジオストク近郊で座礁しました。

そして2019年3月14日、「オスリャービャ」は久しぶりに出航し、各種砲撃訓練を行ないました。
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