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ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦クラスノダールは地中海東部へ行く


『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年3月15日9時48分配信
【ミサイル「カリブル」を持つ潜水艦「クラスノダール」は地中海へ行く】

高精度有翼ミサイル「カリブル」で武装するロシアのプロジェクト636.3(コード名「ワルシャワンカ」)潜水艦「クラスノダール」はボスポラス及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入った。
『ユーロニュース』は伝えた。


イスタンブールを通航する潜水艦は水上位置で進み、トルコ沿岸警備隊の艦艇が追跡した。

1月末、「クラスノダール」は出航を準備していると伝えられた。

「クラスノダール」は、黒海艦隊の為に『アドミラルティ造船所』で建造されたプロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦の6隻のシリーズの第4の潜水艦である。
潜水艦は2015年11月5日に公式に海軍へ引き渡されたが、潜水艦黒海へ入ったのは2017年8月になってからだった。
「クラスノダール」乗組員は、シリアイスラム原理主義テロリストの施設へのミサイル打撃へ何度も参加した。



[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦B-265「クラスノダール」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2014年2月20日に起工されました。

[プロジェクト06363潜水艦クラスノダールは起工された]

起工から1年2ヶ月後の2015年4月25日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは進水した]


その後、アドミラルティ造船所の岸壁で艤装工事が行なわれました。
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艤装工事は2015年7月20日までに完了しました。
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2015年7月27日の「ロシア海軍の日」には、サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式に参加しました。
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2015年8月10日から航行試験を開始しました。



試験は2015年10月末までに完了し、「クラスノダール」は、2015年11月5日にロシア海軍へ納入され、合わせて聖アンドレイ旗の初掲揚式典も開催されました。
[黒海艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは2015年11月5日にロシア海軍へ引き渡される]
[第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはロシア海軍へ就役した]

就役後もバルト海で慣熟訓練を行なっていましたが、2016年4月中旬に「航海中の事故」を起こし、4月20日にバルチースク基地へ戻りました。
ポーランド海軍潜水艦と衝突したという話も有りますが、ポーランド国防省は否定しました。

「クラスノダール」は事故による損傷を修理する為、またアドミラルティ造船所へ戻り、2016年5月上旬から7月9日まで修理が行なわれました。
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修理後、2016年7月31日の「ロシア海軍の日」には、サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式に参加しました。
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その後もバルト海で慣熟訓練を行なっていたようです。

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2017年4月8日、「クラスノダール」バルト海有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)を水上標的へ発射しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはバルト海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


「クラスノダール」は、2017年5月初頭に黒海艦隊基地へ向けて出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは黒海艦隊基地への移動を開始した]

「クラスノダール」は浮上状態で航行し、2017年5月5日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

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2017年5月13日にはジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

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2017年5月31日、フリゲート「アドミラル・エッセン」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアパルミラ(タドムル)ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2017年6月23日には、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアハマー県ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も地中海東部に留まっていました。

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


2017年8月7日には地中海を離れ、ボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦クラスノダールは地中海を去った]

2017年8月9日、「クラスノダール」セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦クラスノダールはセヴァストーポリへ到着した]


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その後は黒海でのみ行動していた「クラスノダール」ですが、2019年3月12日にセヴァストーポリを出航した後、3月14日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過し、ほぼ1年半ぶりに地中海へ入りました。

地中海東部には、2017年9月以降、黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」(2隻とも「クラスノダール」の同型艦)が滞在し続けていますが、或いは、これらの艦と交代するのかもしれません。
[地中海東部に滞在しているロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは地中海沿岸のロシア友好国で修理を行なうかもしれない]


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」
2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」2017年9月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・エッセン」2019年3月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」2018年12月中旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」:2018年12月末から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2018年10月下旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-31:2018年12月中旬から地中海東部に滞在
軍用輸送船「ドヴィンツィヤ-50」:2019年3月中旬から地中海東部に滞在
工作船PM-56:2019年1月下旬から地中海東部に滞在

この他、北方艦隊フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船3隻も地中海東部へ向かっています。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマルタ島周辺へ到達した]

更には、2019年1月中旬からセヴァストーポリに滞在していた北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」も、3月14日に同港を抜錨し、地中海東部へ向かっています。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはセヴァストーポリを去った]
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