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ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦アレクサンドル・ネフスキーは海上訓練を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年3月15日5時0分配信
【カムチャツカの太平洋艦隊掃海連合部隊は原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」の掃海先導を保障した】

戦闘訓練計画に沿って、太平洋艦隊潜水艦部隊戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」は、錬成任務L-2の海上要素へ取り組んだ。

ロシア北東軍集団水域防護連合部隊海洋掃海艦は、原子力艦及び演習中に駐屯所から出る艦の掃海先導を保障した。
以前、巡洋艦の航行の安全の為、厚さ80センチメートル以上の氷に覆われた条件下の水路で、補助艦隊海洋曳船及び哨戒砕氷船は係留フロント周辺水域の氷を砕いた。
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ロシア海軍第4世代原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦の2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水し、2013年12月23日にロシア連邦海軍へ引き渡され、太平洋艦隊へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2015年9月30日にカムチャツカヴィリュチンスク基地へ到着しました。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]

その後はオホーツク海での戦略核パトロール任務に就いています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは任務を終えて帰投した]

2017年6月から9月頃までクラシェ二ーンニコフ湾の浮きドックへ入渠していました。
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ヴィリュチンスク基地へ到着後、その動向は殆ど明らかにされていない「アレクサンドル・ネフスキー」ですが、2018年4月16日には、同型艦「ウラジーミル・モノマーフ」と対決方式の『決闘』演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ沖で『決闘』を行なった]

2018年4月19日には、敵の潜水艦の攻撃を受けたという想定下での艦内の各種ダメージコントロールの訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦アレクサンドル・ネフスキーはダメージコントロール訓練を行なった]


そして2019年3月15日には、海上での乗組員の各種錬成訓練(錬成任務L-2)の一環として、基地周辺に機雷が敷設されているという想定下で、掃海艦の先導による出航訓練を行ないました。

「水域防護連合部の海洋掃海艦」とは、第114水域保護艦旅団第117水域保護艦大隊に所属する海洋掃海艦MT-264MT-265を指しています。

海洋掃海艦MT-264(1989年9月就役)
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海洋掃海艦MT-265(1989年12月就役)
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また、以前に「海洋曳船」「哨戒砕氷船」太平洋艦隊原子力潜水艦が駐留するヴィリュチンスク基地周辺の氷を砕いたとの事ですが、これは、第32支援船支隊に所属する海洋曳船MB-61哨戒砕氷船「イワン・スサーニン」を指しています。

海洋曳船MB-61(1989年11月25日就役)
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哨戒砕氷船「イワン・スサーニン」(1973年12月30日就役)
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