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ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦2隻は日本海で『対決』した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地方情報供給部(ウラジオストク市)広報発表
2019年3月18日7時52分配信
【太平洋艦隊のディーゼル潜水艦は日本海で水中決闘を行なった】

沿海地方に駐屯する太平洋艦隊ディーゼル潜水艦は、二元状況で決着を付ける演習を日本海で実施した。

試験対潜戦術演習の枠組みで太平洋艦隊の2隻の潜水艦は、双方が兵器を使用する仮想敵潜水艦の捜索及び攻撃の実地での熟練へ取り組んだ。

ディーゼル潜水艦の1隻は、最大限に隠密裏に指定海域へ入り、「敵」潜水艦を探知し、有利な位置で魚雷兵器による仮想攻撃を行なった。

2隻目の潜水艦は、攻撃に対応し、回避機動を行なって離脱した。
潜水艦乗員は、妨害及び欺瞞目標を設置して「敵」の追跡からの離脱を行なった。

本日、同時に、1隻の潜水艦の乗組員は、戦闘訓練射爆場で機雷敷設網を突破する対機雷の課題を解決した。



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ロシア太平洋艦隊通常動力潜水艦(プロジェクト877)は、現在、全てウラジオストク南部ウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団に所属しています。

[第19潜水艦旅団]
B-394「ヌルラト」
(1988年12月30日就役)修理中
B-464「ウスチ-カムチャツク」(1990年1月30日就役)
B-494「ウスチ-ボリシェレツク」(1990年12月30日就役)
B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年12月30日就役)近代改装後、2017年1月27日に再就役
B-190「クラスノカメンスク」(1992年12月30日就役)
B-345「モゴーチャ」(1994年1月22日就役)

これらの潜水艦は、日本海で哨戒任務へ就く以外に、太平洋艦隊の艦船や航空機が対潜戦闘訓練を行なう際の「相手役」も務めています。

2019年2月末に太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」ピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行なった際には、「敵役」として第19潜水艦旅団所属のプロジェクト877潜水艦1隻が参加しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフとアドミラル・ヴィノグラードフはピョートル大帝湾で対潜演習を行なった]

3月4日、第19潜水艦旅団所属の2隻の潜水艦(艦名は公表されず)は、ピョートル大帝湾で互いに「敵味方」に分かれて対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦2隻は対潜戦闘訓練を行なった]

そして3月18日、2隻の潜水艦(艦名は公表されず)は、日本海で対決方式の『決闘』演習を行ないました。


2018年3月21日にも、2隻の潜水艦による『決闘』(対決)方式の演習が行なわれています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦2隻は日本海で『決闘』を行なった]
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