ヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2020年にロシア海軍へ引き渡される

『タス通信』より
2019年3月20日21時31分配信
【第2のプロジェクト「ヤーセン-M」多目的原子力潜水艦は2020年に引き渡される】
クビンカ/モスクワ州、3月20日/タス通信
『統合造船業営団』はロシア海軍へ第2の近代化されたプロジェクト885M「ヤーセン-M)原子力潜水艦を2020年に引き渡し、作業はスケジュール通りに進んでいる。
水曜日、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは、『愛国者』公園での『統合造船業営団』科学-業務代表者会議において発表した。
「この先は、全てスケジュール通りに進みます。
今日、トップ艦よりも遥かに良い進み具合です」
ラフマノフは質問に答え、2020年には近代化されたプロジェクト885M潜水艦の最初の生産艦を引き渡すと話した。
近代化されたプロジェクト「ヤーセン-M」のトップ艦~原子力潜水艦「カザン」は、現在、試験を行なっており、『統合造船業営団』は2019に海軍へ引き渡すつもりである。
これは、潜水艦の試験時期が延びたが為に、2018年には実現できなかった。
「我々は、昨年の試験プログラムが挫折した事を残念に思っておりますが、我々は、それ(カザン)を今年に御引き渡しするだけです」
ラフマノフは記者団へ強調した。
原子力潜水艦「カザン」は、最初の改善されたプロジェクト885M(ヤーセン-M)多目的原子力潜水艦であり、2017年3月31日に進水した。
潜水艦は、既に同シリーズ潜水艦のトップ「セヴェロドヴィンスク」が勤務している北方艦隊へ加入する予定である。
[プロジェクト885ヤーセン原子力水中巡洋艦 ]
プロジェクト885原子力水中巡洋艦「ヤーセン」シリーズの3番艦K-573「ノヴォシビルスク」(プロジェクト885M「ヤーセン-M」としては2隻目)は、2013年7月26日にセヴェロドヴィンスクの『セヴマシュ』造船所で起工されました。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]
起工後、まず船体の製造作業が進められ、2014年8月には船体の水圧試験が行なわれました。
[ヤーセン級多用途原潜ノヴォシビルスクの船体の水圧試験が行なわれた]
その後の工事進捗状況は公表されていませんが、今回、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』の総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、第2の「ヤーセン-M」、即ち「ノヴォシビルスク」は2020年のロシア海軍への引き渡しが予定されていると明言しました。
ラフマノフ氏は、それ以上の事は言っていませんが、おそらく「ノヴォシビルスク」の進水は今年(2019年)になるでしょう。
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