ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフはピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行なった
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2019年)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年3月22日7時59分配信
【太平洋艦隊の大型対潜艦は仮想敵潜水艦を探知し、深海爆弾で破壊した】
太平洋艦隊の沿海地方多種戦力小艦隊の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」及び「アドミラル・ヴィノグラードフ」で構成される捜索打撃艦グループは、試験戦術演習を行なった。
ピョートル大帝湾で大型対潜艦は、対潜兵器及び対魚雷防護手段を使用した仮想敵潜水艦に対する戦術艦グループの戦闘行動実施に実地で取り組んだ。
捜索される「国籍不明」潜水艦の役は、沿海地方連合部隊のディーゼル潜水艦の1隻が務め、艦隊の海上航空隊の航空機が関わった。
射爆場では、大型水上艦と合同で2機の対潜航空機Il-38及び3機の艦上対潜ヘリコプターKa-27PLが行動した。
仮想敵潜水艦の効果的な捜索及び追尾の為、太平洋艦隊の飛行士は、標準装備の電波位置測定手段及び水中音響探知手段を複合使用した。
潜水艦との接触を確立した後、大型対潜艦は、指定座標へ反応深海爆弾により打撃を与えた。
ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)と「アドミラル・トリブツ」(564、1986年2月15日就役)は、2018年5月初頭から7月中旬までアジア-太平洋地域への遠距離航海を行ないました。
[ロシア太平洋艦隊東南アジア遠洋航海(2018年5月-7月)]
その後、2018年9月11日から17日までロシア極東部で実施された戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加しました。
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の大型水上艦はオホーツク海で演習を行なった]
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍歩兵部隊は沿海地方で上陸演習を行なった]
[演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の掃海艦艇は太平洋及びオホーツク海で掃海演習を行なった]
「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、2018年12月からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』のドックへ入渠し、整備を行なっていました。

2019年2月27日には「アドミラル・ヴィノグラードフ」と「アドミラル・パンテレーエフ」がピョートル大帝湾で潜水艦の捜索・探知訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフとアドミラル・ヴィノグラードフはピョートル大帝湾で対潜演習を行なった]
3月2日には「アドミラル・ヴィノグラードフ」と「アドミラル・トリブツ」が、海上、空中、沿岸目標への砲撃訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年3月2日4時27分配信
【太平洋艦隊の艦は、海上、空中、沿岸目標への射撃を実施した】
そして3月22日、「アドミラル・ヴィノグラードフ」と「アドミラル・トリブツ」は、ピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行ないました。
記事中に出てくる「反応深海爆弾」とは、RBU-6000対潜/対魚雷ロケット弾の事です。
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷ロケットの生産が再開される]
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