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ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で5日間に渡る演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2019年3月26日5時30分配信
ロシア沿海地方情報供給部(ウラジオストク市)発表
【太平洋艦隊の捜索打撃艦グループは日本海での演習中にミサイル及び砲射撃を実施した】

太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」及び「アドミラル・ヴィノグラードフ」で構成される捜索打撃艦グループは、日本海ミサイル及び砲射撃を実施した。

5日間に渡る試験戦術演習中、艦隊海上航空隊対潜ヘリコプターKa-27PL及び対潜航空機Il-38、Tu-142との連携により、仮想敵潜水艦を探知し、魚雷及び反応爆弾で攻撃した。

更に艦は、沿岸に位置する困難な標的への100mm砲からの砲射撃を実施した。
砲撃により、隠された地形の仮想敵の半永久トーチカ及び車両を模した目標を制圧した。
更に対潜艦は、海上曳航盾への砲射撃を実施した。

艦の複合体により空中目標を撃破する為の対空防衛演習中、砲と共に自衛高射ミサイル複合体「キンジャール」が使用された。
電波電子妨害設置手段が積極的に使用された。

演習期間中、合計20回の戦闘訓練が実施された。



ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)と「アドミラル・トリブツ」(564、1986年2月15日就役)は、2018年5月初頭から7月中旬までアジア-太平洋地域への遠距離航海を行ないました。
[ロシア太平洋艦隊東南アジア遠洋航海(2018年5月-7月)]

その後、2018年9月11日から17日までロシア極東部で実施された戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加しました。
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の大型水上艦はオホーツク海で演習を行なった]
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍歩兵部隊は沿海地方で上陸演習を行なった]
[演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の掃海艦艇は太平洋及びオホーツク海で掃海演習を行なった]

「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、2018年12月からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』のドックへ入渠し、整備を行なっていました。
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2019年2月27日には「アドミラル・ヴィノグラードフ」「アドミラル・パンテレーエフ」ピョートル大帝湾潜水艦の捜索・探知訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフとアドミラル・ヴィノグラードフはピョートル大帝湾で対潜演習を行なった]

3月2日には「アドミラル・ヴィノグラードフ」「アドミラル・トリブツ」が、海上、空中、沿岸目標への砲撃訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年3月2日4時27分配信
【太平洋艦隊の艦は、海上、空中、沿岸目標への射撃を実施した】

3月22日から「アドミラル・ヴィノグラードフ」「アドミラル・トリブツ」ピョートル大帝湾で演習を開始し、初日には対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフはピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行なった]

演習は3月26日まで続けられ、対地、対水上砲撃訓練や対空防衛訓練などが行なわれました。
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