ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2019』は2019年4月末に実施される

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2019年3月27日1時0分配信
【ロシア海軍と中国海軍は演習『海洋協同-2019』を4月末に実施する】
ロシア海軍と中国人民解放軍海軍は、年次双務海軍演習『海洋協同』を2019年4月末~5月初頭に実施する。
前日、ヤン・チジェンミン少将率いる中国海軍代表団は、ロシア海軍総司令部及びアレクサンドル・シュワノフ少将率いる太平洋艦隊代表団の士官が参加する計画代表者協議会へ出席する為、サンクトペテルブルクへ到着した。
3月25日、両国の代表は、伝統的な沿岸及び海上構成を含む演習のエピソードを準備する協議を始めた。
演習『海洋協同-2019』の枠組みで、ロシア及び中国の軍事船員は、合同操艦、組織的通信、海上及び空中目標へのミサイル及び砲射撃への取り組み、捜索救助支援の問題への取り組みが計画されている。
水上部隊に加え、演習には、中国海軍の海上航空隊及び両国のディーゼルエレクトリック潜水艦が関わる。
更に、太平洋艦隊艦船支隊を率いるのは、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」となる事が計画されている。
ロシア連邦及び中華人民共和国の海軍が参加する初めての海軍演習は、2005年8月に黄海で実施された。


その後、彼らは、『上海協力機構』の後援下で催された大規模軍事演習『平和の使命-2005』へ参加した。
2012年、『上海協力機構』の枠外で、ロシア及び中国が合同で海上の脅威へ対処し、安全保障の強化へ指向される特別年次海軍演習『海洋協同』が実施された。
ロシア海軍と中国海軍は、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年に合同演習『海洋協同』Морское Взаимодействиеを実施しています。
『海洋協同-2012』:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]
『海洋協同-2013』:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]
『海洋協同-2014』:2014年5月下旬に東シナ海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]
『海洋協同-2015』第1段階:2015年5月下旬に地中海東部で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]
『海洋協同-2015』第2段階:2015年8月に日本海(沿海地方沖)で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]
『海洋協同-2016』:2016年9月中旬に南シナ海で実施
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]
『海洋協同-2017』
第1段階:2017年7月下旬にバルト海で実施
第2段階:2017年9月下旬に日本海及びオホーツク海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]
2015年7月26日に承認された新たな『ロシア連邦海洋ドクトリン』においては、中国との友好関係の発展に重点が置かれています。
[ロシア連邦海洋ドクトリンは改訂された]
そして、2019年の『海洋協同-2019』は、同年4月末~5月初頭に実施される事になりました。
演習実施場所は明らかにされていませんが、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」率いる太平洋艦隊艦船支隊が編成されるとの事ですから、ロシア海軍の艦船が中国へ行き、中国沿岸海域で実施される事になるようです。
2019年4月23日に山東省青島沖で中国人民解放軍海軍創設70周年記念国際観艦式が開催されるので、おそらくは、その後に合同演習『海洋協同-2019』を実施する事になるようです。
『人民網日本語版』より
2019年3月1日17時38分配信
【国防部、海軍創設70周年記念日に国際海軍行事】
中国海軍創設70周年記念国際観艦式には、北方艦隊の最新鋭フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)も参加するようです。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国へ行く]
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