ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇イワノヴェツとR-60は超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した
- カテゴリ:ロシア黒海艦隊(2012-2019年)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年4月5日11時39分配信
【黒海艦隊の艦艇は海上戦闘訓練射爆場でミサイル射撃を実施した】
黒海艦隊艦艇支隊は、黒海エリアでミサイル射撃を成功裏に実施した。
ロケット艇「イワノヴェツ」とR-60で構成される打撃艦艇グループは、30海里以上離れた水上目標への対艦ミサイル「モスキート」のミサイル射撃を実施した。
ミサイルは、仮想敵艦船支隊を模した2隻の盾標的船から成る困難な位置の目標を成功裏に撃破した。
以前、乗組員は、仮想敵艦の打撃艦グループへミサイル打撃を与える海上訓練行動を実施した。
この活動は、以前に承認された黒海艦隊艦艇部隊のミサイル射撃計画に沿って実行された。
ミサイル射撃が実施された海上射爆場は、民間船舶の航行が禁止された。
閉鎖射爆場での任務は、黒海艦隊の約14隻の水上艦艇及び支援船により遂行された。

『赤旗黒海艦隊情報リソース』より
【ロケット艇R-334(イワノヴェツ)】
プロジェクト12411「モルニヤ」大型ロケット艇R-334は、1988年4月1日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)の『中部ネヴァ川造船工場』で起工され、1989年7月28日に進水、1990年12月30日にソ連海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
1998年11月にイワノヴォ州と黒海艦隊の第41ロケット艇旅団が後援協定を締結し、同年10月29日付で「イワノヴェツ」と命名されました。
2014年1月には、ソチ冬季オリンピックの警護の為、同市沖へ派遣されました。
[17隻のロシア艦艇がソチ冬季オリンピックを護る]
2016年8月に地中海東部へ派遣され、10月21日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇イワノヴェツは地中海東部(シリア沖)からセヴァストーポリへ帰投した]

『赤旗黒海艦隊情報リソース』より
【ロケット艇R-60】
プロジェクト12411大型ロケット艇R-60は、1985年12月10日にレニングラードの『中部ネヴァ川造船工場』で起工され、1986年12月30日に進水し、1987年12月12日にソ連海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
2005年秋からは新型の高射砲複合体「パラシ」の洋上試験を行なっています。
[ロシア海軍の高射砲複合体パラシは高射ミサイル"ソスナ-R"を追加装備する]
2013年8月には大型揚陸艦「ミンスク」をエスコートして初めて地中海東部へ進出しました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦ミンスク、地中海へ]
2019年4月5日、2隻のロケット艇は黒海で超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
[超音速対艦ミサイル「モスキート」]
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