2019年4月23日にロシア海軍の為の2隻のプロジェクト22350フリゲートと2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦が起工される
- カテゴリ:ロシアの造船業
『タス通信』より
2019年4月9日18時5分配信
【ショイグ:ロシア海軍の為の2隻のフリゲートと2隻の大型揚陸艦が4月23日に起工される】
モスクワ、4月9日/タス通信
ロシア海軍の為の2隻のプロジェクト22350フリゲートと2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦が4月23日にサンクトペテルブルク及びカリーニングラードの造船所で起工される。
火曜日、ロシア連邦国防省のトップ、セルゲイ・ショイグは発表した。
「4月23日、発注分の遠海ゾーン艦~2隻のプロジェクト22350フリゲートがサンクトペテルブルクの造船工場『北方造船所』で、そして2隻の
プロジェクト11711大型揚陸艦がカリーニングラードの造船工場『ヤンターリ』で起工されます」
彼は、軍当局のセレクト会議において話した。
「同時に『北方造船所』では、プロジェクト20386コルベットの大規模船体ブロックの接合が行なわれます。
これは、ロシア海軍の戦闘ブリッグ"メルクーリイ"の5月の偉業達成190周年に敬意を表して命名されます」
国防相は付け加えた。
彼は、フリゲートと揚陸艦が「2025年までに海軍への加入が計画されている」事を明らかにした。
現在、ロシア海軍には、ただ1隻のプロジェクト22350フリゲート~「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)のみが配備されており、それは2018年7月に就役した。
軍は2019年12月に同型の2番艦「アドミラル・カサトノフ」の受領を予定している。
『北方造船所』は、更に2隻のプロジェクト22350フリゲートを建造している。
2018年6月になって、海軍は、ようやく1隻のプロジェクト11711大型揚陸艦~「イワン・グレン」を受領した。
『ヤンターリ』造船所は、同型の「ピョートル・モルグノフ」を建造している。
造船工場の総取締役エドゥアルト・エフィーモフは、このシリーズの艦は継続されないと話したが、2018年12月、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは、海軍は、更に2隻あるいは3隻のこのクラスの改良プロジェクト艦を受け取ると語った。

ロシア海軍の為の1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルクの『北方造船所』で4隻が起工され、1番艦は2018年7月28日に就役しました。
1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ)(艦番号454)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
その後、2019年2月末からは遠距離航海を行なっています。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-)]
2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(海軍元帥カサトノフ)(艦番号431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、2018年12月下旬から洋上試験が始まりました。
ロシア海軍への引き渡しは2019年12月に予定されています。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]
3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工されました。
4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥イサコフ)は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]
3番艦と4番艦は、ガスタービンエンジンの供給が大幅に遅延した為、建造も遅延しています。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦のガスタービンエンジンはロシア国内で製造されている]
3番艦は2021年末、4番艦は2022年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦は2021年末と2022年末にロシア海軍へ引き渡される]
建造が4番艦でストップしているプロジェクト22350ですが、以前から、更に少なくとも2隻の追加建造が検討されています。
[ロシア海軍の為の更なる2隻のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートが2019年に起工される]

プロジェクト11711大型揚陸艦は、カリーニングラード市の沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造されています。
1番艦「イワン・グレン」(2004年12月24日起工/2012年5月18日進水)は2018年6月20日に就役し、10月22日には配備先の北方艦隊基地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
2番艦「ピョートル・モルグノフ」(2015年6月11日起工/2018年5月25日進水)は、2019年の就役が予定されています。
[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される]
以前にはプロジェクト11711の建造は2隻で終了する予定でしたが、一変して2隻が追加建造される事になりました。
[ロシア海軍の為に2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)が追加建造される]
そして2019年4月23日、2隻のプロジェクト22350フリゲートと2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦が『北方造船所』及び沿バルト造船工場『ヤンターリ』で一斉に起工される事になりました。
2019年2月下旬、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は、連邦教書演説中、近い内に5隻の遠海ゾーン水上艦が起工されると述べました。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の開発は滞りなく進んでいる]
これは、4月23日に起工される4隻を指していたようです。
2019年4月9日18時5分配信
【ショイグ:ロシア海軍の為の2隻のフリゲートと2隻の大型揚陸艦が4月23日に起工される】
モスクワ、4月9日/タス通信
ロシア海軍の為の2隻のプロジェクト22350フリゲートと2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦が4月23日にサンクトペテルブルク及びカリーニングラードの造船所で起工される。
火曜日、ロシア連邦国防省のトップ、セルゲイ・ショイグは発表した。
「4月23日、発注分の遠海ゾーン艦~2隻のプロジェクト22350フリゲートがサンクトペテルブルクの造船工場『北方造船所』で、そして2隻の
プロジェクト11711大型揚陸艦がカリーニングラードの造船工場『ヤンターリ』で起工されます」
彼は、軍当局のセレクト会議において話した。
「同時に『北方造船所』では、プロジェクト20386コルベットの大規模船体ブロックの接合が行なわれます。
これは、ロシア海軍の戦闘ブリッグ"メルクーリイ"の5月の偉業達成190周年に敬意を表して命名されます」
国防相は付け加えた。
彼は、フリゲートと揚陸艦が「2025年までに海軍への加入が計画されている」事を明らかにした。
現在、ロシア海軍には、ただ1隻のプロジェクト22350フリゲート~「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)のみが配備されており、それは2018年7月に就役した。
軍は2019年12月に同型の2番艦「アドミラル・カサトノフ」の受領を予定している。
『北方造船所』は、更に2隻のプロジェクト22350フリゲートを建造している。
2018年6月になって、海軍は、ようやく1隻のプロジェクト11711大型揚陸艦~「イワン・グレン」を受領した。
『ヤンターリ』造船所は、同型の「ピョートル・モルグノフ」を建造している。
造船工場の総取締役エドゥアルト・エフィーモフは、このシリーズの艦は継続されないと話したが、2018年12月、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは、海軍は、更に2隻あるいは3隻のこのクラスの改良プロジェクト艦を受け取ると語った。

ロシア海軍の為の1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルクの『北方造船所』で4隻が起工され、1番艦は2018年7月28日に就役しました。
1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ)(艦番号454)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
その後、2019年2月末からは遠距離航海を行なっています。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-)]
2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(海軍元帥カサトノフ)(艦番号431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、2018年12月下旬から洋上試験が始まりました。
ロシア海軍への引き渡しは2019年12月に予定されています。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]
3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工されました。
4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥イサコフ)は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]
3番艦と4番艦は、ガスタービンエンジンの供給が大幅に遅延した為、建造も遅延しています。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦のガスタービンエンジンはロシア国内で製造されている]
3番艦は2021年末、4番艦は2022年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦は2021年末と2022年末にロシア海軍へ引き渡される]
建造が4番艦でストップしているプロジェクト22350ですが、以前から、更に少なくとも2隻の追加建造が検討されています。
[ロシア海軍の為の更なる2隻のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートが2019年に起工される]

プロジェクト11711大型揚陸艦は、カリーニングラード市の沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造されています。
1番艦「イワン・グレン」(2004年12月24日起工/2012年5月18日進水)は2018年6月20日に就役し、10月22日には配備先の北方艦隊基地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
2番艦「ピョートル・モルグノフ」(2015年6月11日起工/2018年5月25日進水)は、2019年の就役が予定されています。
[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される]
以前にはプロジェクト11711の建造は2隻で終了する予定でしたが、一変して2隻が追加建造される事になりました。
[ロシア海軍の為に2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)が追加建造される]
そして2019年4月23日、2隻のプロジェクト22350フリゲートと2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦が『北方造船所』及び沿バルト造船工場『ヤンターリ』で一斉に起工される事になりました。
2019年2月下旬、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は、連邦教書演説中、近い内に5隻の遠海ゾーン水上艦が起工されると述べました。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の開発は滞りなく進んでいる]
これは、4月23日に起工される4隻を指していたようです。
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