セヴァストーポリ海洋工場はロシア海軍黒海艦隊の主要艦船修理工場となる
- カテゴリ:ロシアの造船業

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年4月15日3時10分配信
【以前のポロシェンコ工場は黒海艦隊の艦船修理の主要基盤となる】
モスクワ、4月15日-ロシア通信社ノーボスチ
以前にはウクライナ大統領ペトロ・ポロシェンコが所有していたセヴァストーポリの『セヴモルザヴォード』は、黒海艦隊の艦船修理の為の基盤企業となる。
『ロシア通信社ノーボスチ』は工場の取締役ウラジーミル・バジェノフより伝えられた。
この為に、その近代化及び技術的プログラムが開発される。
バジェノフは、工場の領域には、2つの区域が配置されている事を想い起こした:主要部分は「ユージノイ」と「インケルマン」であり、総面積は53ヘクタールになる。
工場には、2つの乾ドック、船体修理、船体構造、船内機器、システム、配管を製造する特殊作業所が有る。
艤装及び係留試験は特殊岸壁で行なわれ、必要な交通路が整備されている。
バジェノフによると、これらは、様々なクラス及び用途の艦船の修理、ドック整備、改造及び近代化の為の要求により作成されている。
『セヴァストーポリ海洋工場』は、1783年に設立されたラーザレフ海軍工廠がベースになっている。
1990年代、企業は私有化され、ポロシェンコの所有物となった。
クリミアがロシアへ復帰した後、工場は国有化され、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の支所となった。
今、『セヴモルザヴォード』には、2基の重海上クレーンが有る~PK-400「セヴァストーポリ」及びPK-700「グリゴリー・プロシャンキン」。
今年も、ドックで黒海艦隊の戦闘艦及び支援船の修理及び整備が始まっている。
2世紀以上に渡り、工場は500隻以上の艦船を建造し、5000隻以上の艦船を修理した。
【『セヴァストーポリ海洋工場』公式サイト】
[セヴァストーポリ船舶修理工廠「セヴモルザヴォード」]



『セヴァストーポリ海洋工場』は、セヴァストーポリ市内に位置する造船所であり、ロシア帝国時代の1783年に設立されました。
ロシア帝国時代には戦列艦などを建造しておりましたが、ソヴィエト連邦になってからは艦船の修理と、海上クレーンの建造を行なっていました。
ソ連邦解体後はウクライナの企業となりましたが、2014年3月にクリミアとセヴァストーポリがロシア連邦へ編入された為、ロシアの手に戻りました。
『セヴァストーポリ海洋工場』は、2015年3月以降、ロシア北西部セヴェロドヴィンスクの艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の傘下に入っています。
[セヴァストーポリ海洋工場はセヴェロドヴィンスク艦船修理工場ズヴェズドーチカの傘下に入る]
- 関連記事
スポンサーサイト