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空母ヴィクラマーディティヤは2013年末にインドへ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦は「ヴィクラマーディティヤ」を2013年末までにインドへ引き渡す事を統合造船業営団は確認した】
サンクト-ペテルブルク、10月30日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア製航空母艦「アドミラル・ゴルシコフ」(インド版-「ヴィクラマーディティヤ」)は、2013年末までにインドへ引き渡される。
火曜日、「統合造船業営団」総裁アンドレイ・ジャチコフは、記者団に確認した。

以前、「統合造船業営団」の代理人は、航空母艦の引き渡しが来年秋に延期されるとロシア通信社ノーボスチに伝えた。

「航空母艦は、現在、セヴマシュに在り、ボイラーを復旧する為の作業は開始されました・・・
インド側との協議は進んでおり、作業は完了します-来年末までに」

ジャチコフ氏は話した。

彼は、復旧作業終了時に同艦がインド側へ引き渡されると付け加えた。
「来年末に」

以前、公式の艦の納入式典は2012年12月4日に予定されていた。
しかし、9月に、艦の次の段階の試験に関し、主要動力装置の蒸気ボイラーが最大出力を発揮できなかった事を含む幾つかの問題点が明らかにされた。
元々の契約によると、ロシアは2008年に同艦を引き渡す事になっていた。

軍事技術協力分野における最大の輸出契約である近代化された重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」インド海軍への売却は、ロシアにより2004年に調印された。
ロシア連邦は、7億5000ドルで同艦の近代化を行ない、同じ額でインド海軍へ航空隊を引き渡す事になっていた。
元々は2008年に顧客へ艦を納入する計画だったが、作業量の増加に起因して何度も延期された。
2004年に締結された契約に付加された新規の契約額は23億ドルである。
同艦には、戦闘機MiG-29KヘリコプターKa-27及びKa-31が配備される。

現在までに航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は、ロシアの造船企業「セヴマシュ」において大規模な改造が行なわれた。
艦は、飛行甲板並びにMiG-29K離艦の為のトランポリン台、最新の機器が装備されており、航空母艦の船体には、長さ約2キロメートルの新たなケーブル線路が敷設された。
艦は、新たな航海及び電波位置特定システム、通信複合体及び航空管制複合体を受け取った。
(2012年10月30日14時23分配信)


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

今年12月に就役する筈だったインド空母「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]
[空母ヴィクラマーディティヤは23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっている]
[空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた]
[中国はロシアへの耐火レンガ輸出を否定した]
[空母ヴィクラマーディティヤの修理には3ヶ月以上掛からない]
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年10-12月にインドへ引き渡される]

そして今回、ロシア造船業の総元締めである「統合造船業営団」総裁は、サンクト-ペテルブルク市において「ヴィクラマーディティヤ」の引き渡しが2013年末になる事を明らかにしました。
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因みに、「統合造船業営団」総裁アンドレイ・ジャチコフ氏が何故サンクト-ペテルブルク市に居たのかと言うと、10月30日に「アドミラルティ造船所」で執り行われるロシア海軍の為の新型潜水艦救助船「イーゴリ・ベロウソフ」の進水式典に出席する為です。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年10月30日9時30分配信
【救助船「イーゴリ・ベロウソフ」はサンクトペテルブルクで進水する】



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