ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は2回目の洋上試験を開始した

『タス通信』より
2019年4月21日18時4分配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は航行試験へ出発した】
サンクトペテルブルク、4月21日/タス通信
最新のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は航行試験へ出発した。
『タス通信』は、サンクトペテルブルク造船企業『北方造船所』より伝えられた。
「フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は、『北方造船所』係留埠頭を離れ、移動を開始しました」
広報サービスは伝えた。
艦の航行試験第1段階は、2018年末に実施された。
「アドミラル・カサトノフ」は、『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)で建造されたプロジェクト22350フリゲートの最初の生産艦であり、2隻目でもある。
2009年11月26日に起工され、2014年12月12日に進水した。
海軍への引き渡しは、今年末に計画されている。
プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は北方艦隊に在籍している。
同プロジェクトのフリゲートの基本兵装は、8基のミサイル「カリブル-NK」及び「オーニクス」の汎用艦載射撃複合体2組である。
[プロジェクト22350フリゲート(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]
1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、2009年11月26日に起工されました。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦「カサトノフ海軍元帥」起工]
起工から約5年後の2014年12月12日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート(大型警備艦)アドミラル・フロータ・カサトノフは進水した]
『北方造船所』は、2016年1月13日の時点で「アドミラル・カサトノフ」の完成度は81パーセントと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は81パーセント完成している]
2016年6月下旬、「アドミラル・カサトノフ」へ「主要打撃複合体」が設置されました。
[建造中のロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"へ汎用打撃ミサイル発射機が設置された]
これは、有翼ミサイル「オーニクス」と「カリブル」の垂直発射機3S-14UKSKを指しています。
[汎用ミサイル垂直発射機3S-14UKSK]
その後も艤装工事は進められ、2018年2月初頭の時点では完成度98パーセントでした。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・フロータ・カサトノフは98パーセント完成している]
2018年12月21日、「アドミラル・カサトノフ」は、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始する為、造船所の岸壁を離れました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは洋上試験を開始した]
フィンランド湾における工場航行試験の第1段階を終えた「アドミラル・カサトノフ」は、2019年1月9日にサンクトペテルブルクへ戻りました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは最初の洋上試験を完了した]
最初の航行試験は、フィンランド湾が結氷していた為、速力は26ノットまでしか出さなかったようです。
(プロジェクト22350フリゲートの最大速力は29ノット)
そして2019年4月21日、「アドミラル・カサトノフ」は2回目の工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2回目の洋上試験の準備を始めた]
「アドミラル・カサトノフ」は、2019年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]
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