ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部へ到着した
- カテゴリ:地中海情勢(2019年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年4月23日12時41分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海の海軍グループへ補充された】
黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、地中海の海軍グループの一員としての任務遂行へ着手した。
以前、艦の乗組員は、セヴァストーポリから地中海への計画移動を行ない、その中で、黒海の艦隊戦闘訓練射爆場で複合艦上戦闘演習を実施した。
特に、ヘリコプターKa-27M乗員と合同で、船員はフリゲート甲板からの発着艦の課題へ取り組み、潜水艦の捜索、追尾訓練を実施した。
並行して、艦の全ての航空複合体の正常な動作を確認する目的で、ヘリコプター飛行保障艦内班の訓練が行なわれた。
フリゲートの乗組員にとって、地中海で指示された任務を遂行する為の出航は、今演習年度で初めてとなる。
プロジェクト11356Rフリゲートの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494)は、カリーニングラードの『ヤンターリ』造船所で2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水し、2016年3月11日に就役しました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
2016年6月9日に黒海艦隊のセヴァストーポリ基地へ到着しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した]
以後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、6回に渡り地中海への航海を行ないました。
2016年9月下旬~10月上旬、2016年11月初頭~12月下旬、2017年2月末~3月末、2017年4月初頭~7月中旬、2017年12月初頭~2018年5月末、2018年8月下旬~10月末)
2019年2月初頭~3月下旬までセヴァストーポリの『セヴァストーポリ海洋工場』のドックへ入り、オーバーホールを行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はセヴァストーポリでオーバーホールを開始する]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はセヴァストーポリでのオーバーホールを完了する]
2019年4月初頭からオーバーホール後の点検も兼ねて洋上訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はオーバーホール後に戦闘訓練を開始した]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海で射撃演習を行なった]
そして2019年4月21日にボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。
現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。
[黒海艦隊]
潜水艦「コルピノ」:2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「クラスノダール」:2019年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・エッセン」:2019年3月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2019年4月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」:2019年3月末から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」:2019年4月上旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」:2018年12月中旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」:2018年12月末から地中海東部に滞在
救助曳船SB-739:2019年4月上旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-31:2018年12月中旬から地中海東部に滞在
工作船PM-56:2019年1月下旬から地中海東部に滞在
[北方艦隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」:2019年3月中旬から地中海東部に滞在
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