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ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦ウラジーミル・アンドレーエフとワシーリー・トルシンはカリーニングラードで起工された

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『タス通信』より
2019年4月23日20時58分配信
【カリーニングラードでロシア海軍の為の2隻のプロジェクト11711揚陸艦が起工された】
カリーニングラード、4月23日/タス通信

2隻のプロジェクト11711「イワン・グレン」型大型揚陸艦の起工は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』(『統合造船業営団』へ加入)で行なわれた。
式典の報告を、サンクトペテルブルクに居るロシア大統領ウラジーミル・プーチンはビデオ会議方式で聞いた。
『タス通信』特派員は伝えた。

「造船工場ヤンターリは、前年計画の現場作業を滞りなく遂行しており、最新艦の建造は、承認された造船プログラムに沿って、完全に果たされております」
起工式典で沿バルト造船工場『ヤンターリ』総取締役エドゥアルト・エフィーモフは話した。

カリーニングラードでの2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦の建造は、以前にロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグが発表した。
新たな艦は、2025年までに海軍への導入が計画されている。
以前に『タス通信』が防衛産業企業体の情報提供者より伝えられたように、新たな大型揚陸艦「ウラジーミル・アンドレーエフ」及び「ワシーリー・トルシン」の名を持つ。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、13両の戦車、36両の装甲兵員輸送車あるいは歩兵戦闘車、300名の揚陸隊員を収容する。
兵装は口径30mmの6銃身自動砲であり、艦上ヘリコプターKa-29の駐留能力が提示され、更には指定場所へ強化された標準装備の海軍歩兵中隊を送り届け、ポンツーンにより上陸させる事ができる。

同プロジェクトの1番艦「イワン・グレン」沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造され、2018年6月に海軍へ引き渡された。
シリーズの2番艦「ピョートル・モルグノフ」は海軍への引き渡しを準備している。



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プロジェクト11711大型揚陸艦は、カリーニングラード市沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造されています。

1番艦「イワン・グレン」(2004年12月24日起工/2012年5月18日進水)は2018年6月20日に就役し、10月22日には配備先の北方艦隊基地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

2番艦「ピョートル・モルグノフ」(2015年6月11日起工/2018年5月25日進水)は、2019年の就役が予定されています。
[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

以前にはプロジェクト11711の建造は2隻で終了する予定でしたが、一転して2隻が追加建造される事になりました。
[ロシア海軍の為に2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)が追加建造される]

そして2019年4月23日、2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工されました。
[2019年4月23日にロシア海軍の為の2隻のプロジェクト22350フリゲートと2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦が起工される]
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この2隻は、艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kを搭載し、上部構造物も前期建造艦2隻とは違うものになるようです。
更には、排水量も増加するようです。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年4月23日14時7分配信
【新たなプロジェクト11711大型揚陸艦のペアは「イワン・グレン」及び「ピョートル・モルグノフ」とは異なる】

「ウラジーミル・アンドレーエフ」は2023年、「ワシーリー・トルシン」は2024年に就役予定です。


一方、これとは別に、プロジェクト11711大型揚陸艦をベースにした調査船の建造も計画されています。
[大型揚陸艦イワン・グレン型をベースにしたロシア海軍の調査船が建造される]
[大型揚陸艦イワン・グレン型をベースにしたロシア海軍の調査艦は2024年に就役する]
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