オホーツク海で対艦ミサイル発射訓練が行なわれた

12-1101b.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
2012年11月1日10時03分配信
【太平洋艦隊将兵はミサイル発射に成功した】

荒天条件下にあるエリアでの戦闘訓練は、太平洋艦隊司令官セルゲイ・アバキャンツ少将の指揮下で行なわれ、水上艦及び潜水艦による合同ミサイル発射が実施された。

海洋に出航中の原子力潜水艦「トヴェリ」は、オホーツク海において有翼ミサイルを水上目標へ発射した。
ほぼ同時に、小型ロケット艦「イネイ」と「ラズリーフ」の主要ミサイル複合体も打撃を与えた。

10キロメートル以上離れた距離に位置していた目標は破壊された。

この事実は、同エリアに存在していた海軍航空隊の飛行士により確認され、戦闘訓練の実施を見守っていた複合測量艦「マルシャル・クリロフ」乗組員が遠隔測定により記録したミサイルの発射情報は、その全ての指数が成功と認識された。

つい最近、戦略核戦力指揮幕僚訓練の枠組みにおいて、原子力潜水艦「シヴィャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は、チジャ射爆場へのミサイル発射を実施した。

太平洋艦隊潜水艦部隊司令官ニコライ・エフメノフ少将によると、来年、彼の指揮下に在る2隻の水中ロケット艦の同時ミサイル発射実施を立案準備する。


関連記事
2012年10月31日11時22分配信
【太平洋艦隊の複合測量艦「マルシャル・クリロフ」は海洋での任務を成功裏に実行した】

複合測量艦「マルシャル・クリロフ」は、ロシア北東部海域においてミサイル発射訓練の支援任務を実施し、ペトロパブロフスク-カムチャツキーへ戻りました。


原子力潜水艦K-456「トヴェリ」は、プロジェクト949A(オスカーII級)の1隻で1992年8月18日に就役しました。
12-1101a.jpg

就役当初は「カサートカ」という名前でしたが、1996年9月20日に「ヴィリュチュンスク」と改名され、2011年1月28日に「トヴェリ」と改名されました。

「トヴェリ」から発射されたミサイルは「グラニート」です。
12-0927a.jpg
「グラニート」の射程距離は、細かく分けると以下のようになります。
700km:沿岸(地上)目標へ発射した場合
625km:核弾頭搭載型・高高度飛翔
550km:通常弾頭搭載型・高高度飛翔
200km:核弾頭搭載型・低高度飛翔
145km:通常弾頭搭載型・低高度飛翔


但し、現在のロシア海軍は、戦略原潜以外に核弾頭を積載しておらず、従って、上記の核弾頭搭載型の数値は考慮する必要が有りません。


小型ロケット艦「イネイ」「ラズリーフ」は、プロジェクト1234(ナヌチュカIII級)です。
太平洋艦隊には4隻のナヌチュカIII級が配備されており、ペトロパブロフスク-カムチャツキーに駐留しています。
P1234-TOF.jpg

「イネイ」「ラズリーフ」から発射されたミサイルは、最大射程150kmの「マラヒート」です。
12-0927c.jpg

「マラヒート」は、2008年8月の南オセチア紛争において実戦使用され、グルジア海軍艇を撃沈しています。
[アブハジア沖海戦(仮)続報・その3]


記事中でも触れられていますが、太平洋艦隊戦略原潜「シヴィャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は、10月19日に弾道ミサイルを発射しました。
[ロシア太平洋艦隊の戦略原潜はオホーツク海から弾道ミサイルを発射した]

来年には、太平洋艦隊の2隻の戦略原潜が同時に弾道ミサイルを発射する計画です。
[2013年、ロシア太平洋艦隊の2隻の戦略原潜は同時に弾道ミサイルを発射する]
関連記事
スポンサーサイト