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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はキプロスへ行く

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年5月7日10時26分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」はリマソール港への業務寄港を行なう】

地中海ロシア海軍常設連合部隊の一員として任務を遂行している黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、5月8日~9日にリマソール港(キプロス共和国)への業務寄港を行なう。

艦は物品の在庫の補充を行ない、乗組員は休養として同市の歴史的場所への見学旅行を行なう。

ロシア艦の外国港への寄港は、地中海の艦の滞在計画及び在庫補充スケジュールに沿って行われる。

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2019年4月から遠海ゾーンで指示された任務を遂行している。



プロジェクト11356Rフリゲートの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494)は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水し、2016年3月11日に就役しました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2016年6月9日に黒海艦隊セヴァストーポリ基地へ到着しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した]

以後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、6回に渡り地中海への航海を行ないました。
2016年9月下旬~10月上旬、2016年11月初頭~12月下旬、2017年2月末~3月末、2017年4月初頭~7月中旬、2017年12月初頭~2018年5月末、2018年8月下旬~10月末)

2019年2月初頭~3月下旬までセヴァストーポリ『セヴァストーポリ海洋工場』のドックへ入り、オーバーホールを行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はセヴァストーポリでオーバーホールを開始する]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はセヴァストーポリでのオーバーホールを完了する]

2019年4月初頭からオーバーホール後の点検も兼ねて洋上訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はオーバーホール後に戦闘訓練を開始した]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海で射撃演習を行なった]


2019年4月21日にボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部へ到着した]

4月23日未明、同型艦「アドミラル・エッセン」及び小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」と共に夜間の通信訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の軍艦は地中海東部で夜間の通信訓練を行なった]

5月6日には、地中海沿岸の艦船駐留所(シリアタルトゥース港)を敵のミサイル攻撃から護るという想定の対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はシリアのタルトゥース港で対空防衛演習を行なった]

そして5月8日から9日にキプロスリマソール港へ寄港する事になりました。

なお、5月9日は大祖国戦争(第2次世界大戦)の戦勝記念日になりますが、この祭日を「アドミラル・グリゴロヴィチ」は外国の港で祝う事になります。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「スタールイ・オスコル」2019年4月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」2019年4月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2019年3月末から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「オルスク」:2019年4月末から地中海東部に滞在
軍用輸送船「ドヴィンツィヤ-50」:2019年5月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」2019年4月上旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」:2018年12月末から地中海東部に滞在
救助曳船SB-739:2019年4月上旬から地中海東部に滞在
サルベージ船KIL-1582019年4月末から地中海東部に滞在
工作船PM-56:2019年1月下旬から地中海東部に滞在
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