fc2ブログ

ロシア海軍の為のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年5月中旬に係留試験を開始する

19-0512c.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア海軍情報供給グループ発表
2019年5月10日14時0分配信
【最新のプロジェクト11711大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は係留試験へ着手し、2019年6月には工場航行試験の為に海へ出る】

ロシア海軍の為にカリーニングラード造船工場『ヤンターリ』で建造されている最新のプロジェクト11711大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、5月中旬に同社の艤装岸壁で係留試験へ着手する。
工場航行試験実施の為の同艦の指定海域への出航は2019年6月中に計画されている。
大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」乗組員は、サンクトペテルブルク海軍総合研修センターでの揚陸艦の乗組員の為の特別研修プログラムにおける完全なサイクル訓練を完了した。
現在、乗組員は、5月13日から18日に実行される艦内への居住の準備を整えている。

大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、遠海ゾーン艦のシリーズ建造を考慮した軍事造船プログラムの枠組みで建造されるプロジェクト11711の2番艦である。

以前の4月23日、沿バルト造船工場『ヤンターリ』(カリーニングラード)で、プロジェクト11711大型揚陸艦の次の2隻「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」が起工された。

19-0512a.jpg
最初の艦は、ソヴィエト海軍で活動し、大祖国戦争に参戦し、黒海艦隊戦隊参謀長を務め、ハサン湖事件(張鼓峰事件)へ従軍したウラジーミル・アレクサンドロヴィチ・アンドレーエフ大将に敬意を表して命名された。

19-0512b.jpg
第2の艦は、ソヴィエト-日本戦争へ参加し、1845年8月の清津市及び元山市占領の為の揚陸部隊の上陸中に著しい功績を立てたワシーリー・プロコフィエヴィチ・トルシン少将に敬意を表して命名された。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
18-0201b.jpg

プロジェクト11711大型揚陸艦の2番艦は、当初2010年に起工される予定でしたがキャンセルされ、2014年9月に改めて建造が決定されました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦イワン・グレン型の2番艦が建造される]

「ピョートル・モルグノフ」と命名された2番艦の為の工事は2014年12月から始まりました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフの建造が始まった]

2015年6月11日、「ピョートル・モルグノフ」の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは起工された]

その後、屋外造船台で船体の組み立てや上部構造物の取り付けなどが進められました。


起工から約3年を経た2018年5月25日に進水しました。

[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]

18-1009e.jpg
艤装中の「ピョートル・モルグノフ」は、2018年12月末にディーゼル発電機を始動させました。
[ロシア海軍のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフはディーゼル発電機を始動した]

2019年5月中旬には、造船所の岸壁で係留試験が始まり、乗組員が艦内へ居住します。

「ピョートル・モルグノフ」の洋上試験は、2019年6月に開始される予定です。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年6月中旬に洋上試験を開始する]

「ピョートル・モルグノフ」ロシア海軍への引き渡しは、2019年末に予定されています。
[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される]


プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、2018年6月20日に就役しています。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

以前にはプロジェクト11711の建造は2隻(イワン・グレン、ピョートル・モルグノフ)で終了する予定でしたが、2隻が追加建造される事になり、2019年4月23日に「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦ウラジーミル・アンドレーエフとワシーリー・トルシンはカリーニングラードで起工された]
関連記事
スポンサーサイト